ナツツバキの紅葉

お散歩しながら紅葉狩り。 これはオレにしては良い構図で撮れたw さて、今日のお散歩の一番の収穫ですが、この夏椿の紅葉が実に見事でした! 樹皮も花も葉も美しいのに、なぜか日本の古典にはほとんど登場しない。あの「沙羅双樹」の「沙羅」は別の木だよ。…

トックリバチを助けた

少し庭仕事をしようとしたら、一匹の蜂が植木鉢のなかでモゾモゾと動いていました! 綺麗。これ、ひょっとしたらスガル(ジガバチ)じゃないの?!と大興奮。植木鉢のなかでは羽をうまく動かせないのか、浮力を得られないのか、外に出られずに困っているよう…

「木犀の花を米の粉に混ぜて作った蒸物」

金木犀の香りが近所にふわっと漂っていたので見てみたらもうだいぶ咲いていたよ。 すっかり秋ですね。 木犀は我が日本の古典にはほとんど登場しない花です。漢籍に出てくる「桂」(諸説あり。さまざまな種の香木を幅広く指すようで、クスノキ科のシナモンも桂…

大宝元年元日の朝賀の儀で立てられた幢幡の形状

http://this.kiji.is/153778545185177607 『続日本紀』の大宝元年元日条を引用しますね。 天皇、大極殿に御しまして朝を受けたまふ。その儀、正門に烏形の幢を樹つ。左は日像・青竜・朱雀の幡、右は月像・玄武・白虎の幡なり。蕃夷の使者、左右に陳列す。文…

ヒメクグ

毎年見たことのない草を発見するので庭を見回るのが楽しい。今回はヒメクグ。 津軽では方言で「こんべとぐさ」と言うらしい。なるほど、金平糖にそっくりですね。 まるで星空のようだ。 花茎は断面が三角で、緑色でつやがある。先端に花序がつく。花序のすぐ…

「さてさてこの野州はやういかり参らせたよ」

某研究所から某資料館のほうに抜ける道にシモツケが咲いていました。 もうシーズンは終わりかな。「草の花は・・・しもつけの花」(『枕草子』)。和歌にはほとんど出てこないですけれども。 それにしても「和名は下野国に産したことに由来する」というのは…

「黄葉の妖精」

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ほととぎすが咲いたよ

タイトルだけ見て「遂にconsigliereもおかしくなったか・・・」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、本当だよ。 ホトトギス属 - Wikipedia この紫色の斑点が鳥のほととぎすの胸の部分と似ていることからの命名。今回庭で見つけた花は本当に綺麗な色合…

柿太郎の実・続々報

「世の中に嵐の風は吹きながら実をば残せる柿のもみぢ葉」と毎日念じながら熟すのを待っていたのですが、最後まで残っていた柿殿(柿太郎の実・続報 - Cask Strength)が今朝落ちてしまったらしい(昨日までは確かに枝にあったので)・・・ ショック。 まあ…

ワルナスビは本当にワルだった

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柿太郎の実・続報

柿太郎に実が成っていて、しかし、それがすぐに落ちてしまったことはすでにお伝えしました(柿六年 - Cask Strength、柿の実供養 - Cask Strength)。そのヘタの部分は今ではキツネたちのお気に入りの枕になっています。 ところが!なんと!今朝柿の様子を見…

ザクロが咲いたよ 付・鬼子母神とザクロのこと

ザクロといえば実ばかりが注目されますが、 なかなか豪華でキレイなんですよ。 それで、ザクロといえば、その実が人肉の味に似る、子を喰らう鬼子母神に仏が生飯を与えてザクロで味付けした、などという民間伝承があるわけですが・・・(この説話に取材した…

蓼食うオレ

タデは、種を蒔いて、適度に水をやるとあっという間に育つのでオススメ。 この写真では立体感がうまく出ていませんけれども、とにかくプランターに密生していて(プランターが見えない・・・w)、とてもではないけれども消費しきれない。 この美しい色合い…

柿六年

柿八年 柿の種(お菓子じゃないよ)を植えたら本当に芽が出てきました。まだ殻をかぶっていてかわいい。本当に八年経ったら実をつけるような木に成長してくれるのかな。 http://d.hatena.ne.jp/consigliere/20100507/1273212631 これ、六年前の記事です。 で…

きんくら・Square Calligraphy・徐冰

普段は眉を顰めて眺めている(欧米、そして我が国のごく一部の論文の題目に見られる)「三題噺」的なタイトルに敢えてしてみました。いいのです、酔っぱらっているから。でも、なかなかキレイな連想だよ。 今日呑んだ岩手の地ビール、「きんくら」「あかくら…

今週のお題「植物大好き」

今週のお題「植物大好き」 昨年と今年でどれくらい植物の記事を書いたかなーと思ってざっと見てみたのですが、 シロヤシオの苔盆を買ったよ - Cask Strength シロヤマブキ満開 - Cask Strength 「あなたの助けになる」 - Cask Strength 今日暮れぬ明日も来て…

シロヤシオの苔盆を買ったよ

はああ、風が気持ち良くて半日何もせずに過ごしたよー。連休のど真ん中って最高だね・・・ それはそうと、そんな気持ち良い初夏の風情を目で楽しもうと、シロヤシオ(ゴヨウツツジ)を買ってきたよ。 先日のトネリコ(世界樹を買ってきたよ - Cask Strength…

シロヤマブキ満開

こういう殺伐とした時期だからこそ草花記事を! 満開になったらまた記事にしますね。 http://d.hatena.ne.jp/consigliere/20160329/1459242227 この風雨でだいぶ散ってしまいましたけれども、満開の様子は撮影していました。良い写真はなかったけれども・・…

「あなたの助けになる」

先日、庭にムラサキケマン(紫華鬘)が綺麗に咲いたよ。 花言葉は「あなたの助けになる」とのこと。熊本のみなさん、何か必要なものがあったらオレに遠慮なく言えよ。 スミレも贈ろうと思ったら、こちらは葉に焦点が合ってしまい、花がピンボケに・・・また…

今日暮れぬ明日も来て見む

今日くれぬ明日もきてみむ桜花こゝろしてふけ春の山かぜ (金葉集・春・源師俊) 新大系の脚注は「桜の美に耽る心を歌うが、兼盛の歌*1から出るところはない」と手厳しい。まあ、実際そうですが。 途中で春雨が降ってきて、酒盛りをしていたサラリーマンたち…

シロヤマブキ開花宣言

昨年地植えにしたシロヤマブキ。ちゃんと開花するかどうか気を揉んでいたのですが、無事に咲きました! これは開花宣言してもええやろ。やっぱり地植えの方が元気になるかも。 満開になったらまた記事にしますね。 実は・・・シロヤマブキという名ですけれど…

心あらむ人に見せばや

鉢植の物に無雙花といふ花、甚見事成もの也・・・是に次では、みせばや草といふ物見事なり (『譚海』巻12。国書刊行会、379頁) ミセバヤがほぼ満開になったよ。心あらむ君に見せばや。 ミセバヤ、とはなんて素敵な名前でしょう。ミセバヤ - Wikipediaに「…

ハゼノキの紅葉

ここ数日秋気いよいよ深くなったために、うちのハゼ君が美しく紅葉したよ(この撮影翌々日には散ってしまった)。ウルシの仲間は本当にキレイに紅葉する。 『万葉集』や『日本書紀』に「はじ弓」として登場するハジは古来本州などに自生するヤマハゼあるいは…

ひょうたんとゴーヤ

ひょうたんの芽が出ました - Cask Strength こんな小さかったやつが今ではオレの身長をはるかに超えて屋根の雨樋まで蔓を延ばしたよ。市中にふくべを植ゑし住まひかな(越人) 同時に植えたゴーヤ君(右)も急成長。蔓性植物の生命力には本当に驚かされる。 …

ハゴロモジャスミンが満開になったよ

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山高み 岩ねの桜 散るときは

天の羽衣 なづるとぞ見る(新古今・崇徳院・春下) ハゴロモジャスミンを買ったよ。桜も散りそうなこの時節。 トネリコの時(世界樹を買ってきたよ - Cask Strength)と比べると立体感をちゃんと寫している気がする。 開花が楽しみだ。我が屋を芳香で満たせ…

世界樹を買ってきたよ

世界樹を買ってきたよ! トネリコ。まあ、あの北欧神話の世界樹イグドラシルはセイヨウトネリコ(Ash)で、別の種のようですが・・・。 杖や槍(アキレスの槍。『イリアス』第16章)の材料になるような堅強な木。この子は華奢ですが、枝ぶりや葉がかわいいの…

花見をしました

春の陽気に誘われて(決まり文句)、近くの公園(古墳)に桜を見に行きました。噂によると東京は満開とのことですが、まだ満開には少し早かった。来週の今頃までは十分に楽しめそうだ。 毎年花見記事を書いているような印象だったのですが、そうでもなく、20…

大根の葉で作ったハンコ

大根の葉を茎の根元(←変な言い方ですね。でも、葉の先端ではないあの部分を何と呼ぶのかわからない)で切ると断面は薔薇の花に似ている、と教わったので試してみたら本当でした。 かわいいですねー。 これはなかなか良いハンコになりそうだということで、さ…

好文木

東京で梅が開花という一報を耳にして、本当かなぁと庭の梅を見てみたら、一輪咲いていました! ・・・唐の帝の御時は、国に文学盛んなれば、花の色を増し、匂ひ常よりまさりたり、文学廃れば匂ひもなく、その色も深からず、さてこそ文を好む、木なりけりとて…