中山記念 阪急杯・予想

フロックなし(ここ十年、一番荒れたときでも馬連8440円)の伝統の一戦。ここからG1戦線に羽ばたくのは誰か――
  ◎ バランスオブゲーム
  ○ メイショウカイドウ
  ▲ エアシェイディ
  △ カンパニー トーホウシデン
まぐれ勝ちがない、ということで、ここは消去法。重賞実績や当該距離での好績が少ないアルビレオハスラーロイヤルキャンサーエルカミーノカナハラドラゴンなどは、残念ながら、ここを降りてもらう。それ以外なら誰が来てもそんなには驚かないという面々ですが、能力上位の二頭を挙げるなら、バランスオブゲームメイショウカイドウ
バランスオブゲームは鉄砲を全く苦にしない、というよりも久々のレースでは常に目覚しい成績を収めています。目立った逃げ馬が見当たらない今回の中山記念、先行して前残りというシナリオがかなり現実味を帯びている。
メイショウカイドウは武とのコンビだとほぼ無敵。前走(小倉大賞典)は57.5を背負わされての勝利で、今回はそこから−0.5。死角らしい死角といえば、中山(を含めた関東)でのレースでパッとしていないということぐらい。
この二頭が三着以内に入るのはほぼ確実として、あと一頭をどれにするかが腕の見せ所。カンパニーの評価が巷では高い。菊花賞は流石に長過ぎたということで措いておけば、京阪杯で、今回も出てくるエアシェイディグレイトジャーニーエイシンチャンプといった有力馬に先着しているので、確かにここは推したくなる。
が、ここの▲は、エアシェイディ。これは、「前走がAJCCで、掲示板に乗った馬は確実に来る」という某情報通のアドバイスによります。サクラチトセオー2着、キングオブダイヤ1着、ローゼンカバリー2着、ダイワテキサス1着、アメリカンボス1着・・・・・・本当にそうですね! カンパニーと同じくらい注ぎ込んで構わないでしょう。
トーホウシデンは、何となく。往年の力走は期待できませんが、応援したくなります。
高松宮記念を睨んでの阪急杯も、そんなに荒れることはないと思いますが、ちょっと難しい・・・。
  ◎ ギャラントアロー
  ○ キーンランドスワン
  ▲ アドマイヤマックス
  △ カルストンライトオ ワンダーシアトル
まず、ギャラントアロー評。GI獲りに非常に近い位置にいるプレシャスカフェに、前走は1/2馬身差でして、ここ数ヶ月で著しく成長した馬だと思います。マイルをこなせるスタミナを持っているというのも重要なセールスポイントですね。前を行くカルストンライトオを目標に出来るのも良い。
中波乱を期待するということで、キーンランドスワンを○。今となっては、アドマイヤマックスのほうが人気も力は上でしょうが、高配当を狙います。アドマイヤマックスは、とにかく不可解なダート挑戦(根岸S)がありましたから、そこからどう立て直したかがポイント。落鉄の影響で、足にダメージが残っていなければ良いのですが。
香港での傷心がまだ癒えていない(?)カルストンライトオに大外、しかもいきなり59キロはシビアです・・・。本番前の叩きということで、動きもあまり良くなかった。とはいえ、現役最速馬として、みっともないレースはできないので、せめて、3番4番手争いをしてもらいたい。穴として、もう一頭ワンダーシアトル。もうピークは過ぎたという感が強いですが、去年6月(バーデンバーデンカップ)には軽ハンデながらもカルストンライトオに先着していますし、そのときにマークした1.07.3という時計は、このレベルでも十分通用することを示しています。
スナークスズラン(1400メートル以上はノーサンキューの、生粋のスプリンター)もすごく気になりますけど。