小倉2歳S 新潟2歳S・結果
今年はあまり2歳戦線をフォローしていないので、誰が強いのかよくわからないのですが、ディープインパクト産駒とディープの全弟にあたるオンファイア号の産駒の初年度なので、普段は競馬に関心のない人たちも注目してみると良いと思います。今回も新潟でディープ産駒2頭と小倉でオンファイア産駒が1頭出ていました。
さて、まずは小倉。
1 (1)ブラウンワイルド
2 (2)シゲルキョクチョウ
3 (9)スギノエンデバー
4 (11)トキノゲンジ
5 (5)テイエムターゲット
天候:晴 芝:良
優勝タイム:1.08.7(以下、ハナ・1/2・2 1/2・1/2) ハロンタイム:11.8 - 10.4 - 10.9 - 11.6 - 11.9 - 12.1 上がり3F:35.6
「先行馬が強い」というのが定説の本レースでシゲルキョクチョウが絶好のスタートで主導権を握り、最後の直線でも後続に3〜4馬身。フェニックス賞でもこんな感じで逃げ切っており、これはセーフティリードだろうと思っていたら、外を回ってきたブラウンワイルドがスギノエンデバーを連れて驚異的な末脚で追い込み。最後の数十メートルで突然脚色がおかしくなったシゲルキョクチョウをゴール板でとらえてハナ差の勝利!これはちょっとすごかった。おめでとう〜。前走完敗の雪辱を晴らしました。父ワイルドラッシュ、母父ヤマニンゼファーという高速血統。
僅差で敗れたシゲルキョクチョウが、実は、上述したオンファイア号の仔です。競走馬としての成績は兄と比べたら雲泥の差ということになってしまいましたが、種牡馬として兄を凌ぐ活躍をして血統表に永遠に名を残したいでしょうね〜。
新潟。こちらは外回りになって以来だいたい差し馬が上に来るのですが、もう少し速く流れてほしかったエーシンブランとかは苦しそうでした。
1 (9)マイネイサベル
2 (10)マイネルラクリマ
3 (5)レッドセインツ
4 (4)エーシンブラン
5 (11)デラコリーナ
天候:晴 芝:良
優勝タイム:1.34.5(以下、クビ・3/4・1 1/2・クビ) ハロンタイム:12.9 - 11.0 - 12.1 - 12.3 - 12.0 - 11.4 - 11.1 - 11.7 上がり3F:34.2
というわけで、スムーズな競馬をして直線で良い脚を長く使った伏兵マイネイサベルが、内側で粘った僚馬マイネルラクリマを差し切って優勝。水野貴広厩舎からは初の重賞馬誕生、というか、水野師は騎手時代を含めて重賞初制覇ですね!今夜の酒は感涙でしょっぱいことでしょうw 本当におめでとう〜。マイネイサベルはメガスターダム号の姪にあたります。父はテレグノシス。メガスターダム、懐かしいな。
3着レッドセインツはディープ産駒。血統表を眺めていると、近親にハーツクライ号がいて、なにやら浅からぬ因縁を感じます。