「化学猫」再び!

 ダジャレ好きの化学猫(「化学猫」(化け猫じゃないよ)が面白い - Cask Strength)のネタがまた増えていましたw 世の中には本当に天才がいるのですね・・・。今回も厳選して、英語ジョークの解説付きでお届けします。

 「二人の男がバーに行って、一人目が H2O を注文した。二人目は『いいねぇ。オレも H2O もらうよ』と言った。二人目の男は死んだ。」
 バーテンさん、二人目の男の "too" を "two" に聞き間違えた。H2O2、つまり過酸化水素が出てきたというわけ。

 「シュレーディンガーの猫がバーに行った・・・し、行かなかったし」
 参考:シュレーディンガーの猫 - Wikipedia
 ちなみに、前回もありましたが、「〇〇 walk(s) into a bar...」で始まるのは "bar joke" という、よくある英語ジョークの一つの型です。

 sodium(ナトリウム)の元素記号は、Na。つまり、これは "Na, na, na, na, na, na, na, na, na, Batman!"、バットマンのテーマ曲。
参考:


「名前はボンドだ。アイオニック・ボンド。(イオンは)引力で。共有ではなく」
 今回のネタのなかで最も技巧的な美しい作品。これは全体が007、つまり James Bond の台詞のパロディです。
 まず、"The name is Bond. James Bond." おなじみの自己紹介台詞。姓のボンドと「結合」(bond)をかけている。 "ionic bond" は「イオン結合」(イオン結合 - Wikipedia)。
 最後の "taken, not shared" は、これもまた007シリーズを通して繰り返し使われる商標的名台詞 "shaken, not stirred"――「(ウオッカマティーニは)シェイクで、ステアではなくて」――のもじり。