私にカリンの実をくれたかた、お礼に美しい玉をあげましょう
昨日は季節の便りのような記事を書いたので、その流れで。
カリンの実が熟してきたよ。あともうちょっとだな。
風で落ちてしまったものは傷む前にホワイトリカーに漬けてカリン酒に。
持っただけで手に香りが移る。好きなアロマの一つです。
我に投うるに木瓜を以てす、之に報ゆるに瓊琚を以てせん。報ゆるにあらず。永く以て好しみを為すなり。(『毛詩』衛風・木瓜)
――私にカリンの実をくれたかた、お礼に美しい玉をあげましょう。まあ、お礼というほどのものではありません。これからずっと仲良くいられるようにと。
「木瓜」は日本だとボケを指すわけですが漢詩で出てきたら、カラボケつまりカリンのことだと思います。よくわからないけど。まあどちらも近縁の植物です。