2008-06-13から1日間の記事一覧

月に芒(4)

花札の図柄を詠んだような歌を、もう一首。 武蔵野は 月の入るべき 山もなし 草より出でて 草にこそ入れ 『甲子夜話』(巻七十)で「古歌」、『徳永種久紀行』(「ゑどくだり」)でも「古き歌」とされていて、近世初期にはよく知られていた古い和歌のようで…