2012-01-01から1年間の記事一覧
2010年、今年読んだ知的向上心をかきたてる本5冊 - Cask Strength、2011年、今年読んだ知的向上心をかきたてる本5冊 - Cask Strength に続いて3年目の企画。特定の分野に偏らないように配慮しているつもりではありますけど、もうお気づきの通り、人文系が中…
2012年を振り返る企画第一弾だよー。厳冬なので、この冬休みは屋外に出るよりブラウザ上で遊べる無料ゲームはいかがでしょうか!(なお、ゲーム開始前に広告が出たり、「登録」を呼びかけるポップアウトが出たりしますが、無視しましょう) まずは http://ar…
今年最後の、本棚に入れたい新刊書リストということになります。 毎年のことですが、読みたい本は多くても、実際に購入・通読する本のいかに少ないことか。来年からは少なくとも目次や序、参考文献一覧や索引くらいは全て目を通そうと思います・・・古事記の…
今週のお題「クリスマス」 Wish you a merry Christmas and happy holidays, everyone! 毎年私の大好きなクリスマスソングをお届けしています。今年は The First Noel です。 美しいアレンジとコーラスだ・・・ The first Noel, the angels did say Was to c…
今年もワインの調達をすることになったのですが、毎度のことながらウイスキーとビール以外のアルコール類に疎いので、店員に「予算ゴニョゴニョで赤を3本ほど・・・」と丸投げ。 ピックアップしてもらったのが以下のものでした。 曰く「全て値段以上の味です…
ファンタジー系の小説・ゲーム・映画を作ろうとしている人はどの章もいろいろと参考になるんじゃないかなぁ。王権 (岩波文庫)作者: A.M.ホカート,橋本和也出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/12/15メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (7…
学術文献刊行会編『国文学年次別論文集 中古1 平成22(2010)年』(朋文出版、2012年11月)所収論文のうち、リポジトリ等で公開されている論文一覧(例のように巻末文献目録所載論文は割愛)。 http://ci.nii.ac.jp/naid/120002451388 CiNii 論文 - 職只太子賓…
古代天皇家の婚姻戦略 (歴史文化ライブラリー)作者: 荒木敏夫出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2012/12/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る尾州家河内本源氏物語〈第7巻〉柏木・横笛・鈴虫・夕霧・御法・幻作者: 名古屋市蓬左文庫,蓬左…
三省堂 全訳読解古語辞典 第四版作者: 鈴木一雄,外山映次,伊藤博,小池清治出版社/メーカー: 三省堂発売日: 2012/11/23メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (1件) を見る 以前も書きましたが、学習用の古語辞典ならコレがお薦めと言われ、改…
一昨日は寄り合いに行ったので、例のように神保町でいろいろ買い物をしまして、遅ればせながら『漢字字体史研究』も購入。漢字字体史研究作者: 石塚晴通編,石塚晴通出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2012/11/02メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含…
困惑する書記(エクリチュール)―『万葉代匠記』の発明作者: 丸山隆司出版社/メーカー: おうふう発売日: 2012/12メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る平安宮廷文学と歌謡作者: 中田幸司出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2012/12…
※このブログはステマには加担していませんw 私が常日頃「二日酔いで死ぬ」「飲み過ぎで死ぬ」「酒が残っていて死ぬ」と連呼しているため、それを憐れんだ奇特な方がこれをくれたよー。 *1 「梅醤番茶」(今気づいたけど「ばいしょう」ではなくて「うめしょ…
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))作者: 長岡龍作出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/12/05メディア: 大型本この商品を含むブログ (3件) を見る復刻 日本地震史料 第一巻 上古より元禄六年まで作者: 武者金吉出版社/メーカー: 明石…
すでに前田本との対校も一部おこなっている 今朝のNHKニュースで報じた 大須観音から見つかった"未発見『日本霊異記』の巻頭部分”は元々大須観音にある「真福寺本」『日本霊異記』に欠けていて、前田家本には存在する下巻序: 天漢日乗 の驥尾に付すというか…
古事記序文の研究作者: 吉田義孝出版社/メーカー: おうふう発売日: 2012/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る本朝漢詩文資料論作者: 後藤昭雄出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2012/12/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブ…
さきほど庭木の手入れを少ししようと外に出たら外壁や軒下の家まわりにカマキリが三匹、お互いつかず離れずの距離を保ってじっとしていたよー。カマキリはたまに見かけるのですが、この子たちは兄弟かしら? 以前、「カマキリは外国では『占い師』みたいに言…
温家宝首相、漢詩引用し「潔白」 親族の蓄財報道受け 【上海=奥寺淳】中国の温家宝(ウェンチアパオ)首相がタイを訪問中、漢詩を引用して「自身の潔白のためなら死んでも誠実、正直でなければならない」と述べた、と中国メディアが22日伝えた。米紙ニュ…
またこの季節だよ → 語学教師にとっての秋の風物詩 - Cask Strength というわけで自宅や非常勤先に教科書サンプルが続々と届いているのですが、昨日目をひいたのは書籍そのものではなくてコチラ。 透明の封筒にサンプルを入れて郵送したもの、なのですが、こ…
空と中観 (シリーズ大乗仏教)作者: 高崎直道,桂紹隆,下田正弘,末木文美士,斎藤明出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2012/11/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る源氏物語と儀礼作者: 小嶋菜温子,長谷川範彰出版社/メーカー: 武…
素人の気楽さから 絵画中の時間の流れ - Cask Strength の続きを書こうと思うのですけど、わたしたち(東洋人)は縦書きの右→左という書字方向の圧倒的な規制下にあるので、絵巻物や漫画に限らず、絵画一般を右から左に視線を移動させて鑑賞していますよね。…
漫画の左右の向きの研究史 - ピアノ・ファイア これと似たネタは私も授業で取り上げています。 これが西洋版の「人生の階段」 (File:Talamantes Steps of life (male).jpg - Wikimedia Commons)時間の流れは左から右。 これが日本(『熊野観心十界曼荼羅』…
正倉院宝物に学ぶ〈2〉作者: 奈良国立博物館,国立博物館奈良国立博物館=出版社/メーカー: 思文閣出版発売日: 2012/11/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る風景現象の建築論的研究作者: 香西克彦出版社/メーカー: 中央公論美術出版発売日: 2…
あのカリンはどうなったのか(私にカリンの実をくれたかた、お礼に美しい玉をあげましょう - Cask Strength)、というわけで続報ですが、一個は予告通り焼酎漬けに、もう一個はハチミツ漬けというのを試してみました! ↑ハチミツ漬け。食べ頃はいつだろうか…
遅ればせながら暇を見ては『リポート笠間』53号を覗いていますが、来年刊行予定という『日本古典対照分類語彙表』(『古典対照語い表』の改訂増補版)のお知らせが目を引きました(206〜209頁)。 『古典対照語い表』はぱらぱらめくっているとためになる本で…
竹取物語―現代語訳対照・索引付作者: 大井田晴彦出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2012/11/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る源氏物語注釈〈9〉匂兵部卿‐総角作者: 梅野きみ子,宮田光,山崎和子,嘉藤久美子出版社/メーカー…
唐・玄宗が見つけた霊符に記されていたとされる文字は「乗」ではなくて「桑」でほぼ確定のようです。 (『続群書類従』第34輯 続群書類従34 拾遺部 - Google ブックス)『北斗集』は室町中期の五山僧七名の七言絶句を集めたアンソロジーで、問題となる詩は月…
長年使用してきた銀行キャッシュカードの磁気テープの部分が破損したので、新しいカードを作りました。ついさきほど届いた。まあ、ICカードの方がセキュリティ的にも良いし(いまさら)。 あともう少しで勤続20年だったんだけどねー 窓口のお姉さんが「三和…
前日のものは→ 本棚メモ - Cask Strength 世界の沖縄学―沖縄研究50年の歩み (沖縄大学地域研究所叢書)作者: ヨーゼフクライナー,沖縄大学地域研究所,Josef Kreiner出版社/メーカー: 芙蓉書房出版発売日: 2012/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この…
漢字字体史研究作者: 石塚晴通編,石塚晴通出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2012/11/02メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る正倉院文書と古代中世史料の研究作者: 皆川完一出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2012/11/01メデ…
「桑」ではなくて「乗」で「四十八」と解く説話 - Cask Strengthの続報。結論を先取りして言えば、『開天伝信記』で「正成『乗』字」と「乗」にするのは誤りで、「耼」つまり「桑」ではないか、ということ。 経緯を簡単に説明しますと、『唐人軼事彙編』で当…