2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

本棚メモ

長谷寺銅板法華説相図の研究作者: 片岡直樹出版社/メーカー: 中央公論美術出版発売日: 2012/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る渡瀬昌忠著作集〈補巻2〉万葉記紀新考作者: 渡瀬昌忠出版社/メーカー: おうふう発売日: 2012/1…

「桑」ではなくて「乗」で「四十八」と解く説話

桑の異体字を分解すると「四十八」になる、というのは割とよく知られていると思います。(なので、こういう本もある→CiNii 図書 - 桑葉和歌抄 : 四十八願古歌注 : 翻刻と研究 : 佛教大学附属図書館蔵) http://www.joao-roiz.jp/HNG11/search/word=%25E6%25A…

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續日本紀史料 第16卷(自寳龜元年10月至寳作者: 皇學館大学史料編纂所出版社/メーカー: 皇學館大学出版発売日: 2012/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 16巻とな!15巻はいつの間にやら刊行されていた・・orz古事記はいかに読まれてきたか…

私にカリンの実をくれたかた、お礼に美しい玉をあげましょう

昨日は季節の便りのような記事を書いたので、その流れで。 カリンの実が熟してきたよ。あともうちょっとだな。 風で落ちてしまったものは傷む前にホワイトリカーに漬けてカリン酒に。 持っただけで手に香りが移る。好きなアロマの一つです。 我に投うるに木…

此の忘憂の物に汎かべて 我が世を遺るるの情を遠くす

今日は旧暦の重陽ということで急に思い立って菊酒を飲むことにしました。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.i…

ようやく一息ついたところ

いやはや遠かった・・・みなさまもお疲れさまでした。

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神保町公式ガイド Vol.3 (メディアパルムック)作者: 神田古書店連盟出版社/メーカー: メディア・パル発売日: 2012/10/13メディア: ムック クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る王朝和歌の想像力―古今集と源氏物語作者: 鈴木宏子出版社/メーカー: …

燕沢碑(蒙古之碑)の字体

木崎愛吉『大日本金石史 第二巻』*1330〜333頁に「燕沢碑」という石刻が紹介されています。 (大日本金石史. 第2巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション) 拓本の写真を拡大すると以下の通り。まあ奇妙な字体です。 解説(330頁)に言うところの「離合体…

沈約『宋書』の「哥」字

清・王士禎『香祖筆記』(巻八)に、 顧鄰初雲:“沈約《宋書》凡歌字皆作哥字。”予昔官廣陵,於一士大夫家見趙鬆雪家書,凡哥字皆作歌字,蓋古通用也。 http://zh.wikisource.org/wiki/%E9%A6%99%E7%A5%96%E7%AD%86%E8%A8%98 まず「雲」は「云」(簡体字→繁…

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萬葉集研究 〈第33集〉作者: 稲岡耕二,神野志隆光","芳賀紀雄出版社/メーカー: 塙書房発売日: 2012/08/24メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る古墳時代研究の現状と課題〈上〉古墳研究と地域史研究作者: 土生田純之,亀田修一出…

碓氷峠の歌

碓氷峠はいつか訪ねたいと思っています。 http://www.geocities.jp/kumanokoutai/map25.html 弁慶が中仙道を通った際に詠んだと伝えられています。 読めますか? 八万三千八 三六九三三四七 一八二 四五十三二四六 百四億四六 写真では字が見づらいのですが…

12個の頭を持つ天皇と11個の頭を持つ地皇

ベツォールドコレクションの『三皇五帝絵巻』 http://hollis.harvard.edu/?itemid=|library/m/aleph|012748870 不思議な絵でして、中国古代の伝説上の王である「三皇」(どの三人の組み合わせを「三皇」とするかは諸説あります)のうちの二人、「天皇」と「…

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全譯後漢書 第5册 志 3(自卷7至卷9)作者: 渡邉義浩,池田雅典出版社/メーカー: 汲古書院発売日: 2012/10メディア: 大型本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る懐風藻全注釈作者: 辰巳正明出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2012/10/01メディア: …

紅茶という名のバラ

http://www.rosegallery-l.com/collection/nflower/nf_05.html 香りはそれほど強くはないのだけど。 それにしても10月だというのに暑いので、今日の時点でもう満開を過ぎてしまった・・・↓

『桂川地蔵記』に見る「地蔵」の字解

『桂川地蔵記』(桂地蔵記)については、『遊仙窟』と『文選』の引用を調べるために江戸時代の写本を昔ちらっと見ただけでしたが、このたびの影印本刊行で初めて全てにざっと目を通しました。カラー写真は鮮明。尊経閣文庫本 桂川地蔵記 影印・訳注・索引作…