「千鱗龍」という組木箱の裏に、『韓非子』の一節が引かれていますけど・・・。
夫龍之為蟲也
可柔狎而騎也
然其喉下有逆鱗径尺
若人有嬰之者
則必殺人
これ、誤字があって、「可柔」は正しくは「柔可」(柔なるときは狎れて騎る可きなり)
謎解決のヒントでも何でもなくて、第17巻で、何事もなかったかのように訂正されそうですね・・・。
あと、村長の銀蔵じいさんの「古代中国の諸子百家のひとり 韓非子が著した思想書――・・「説難」の一節だ!」という説明も、「説難」は書名ではなくて篇名だから、誤解を与えかねません・・・。