Bladnoch 10years(Flora and Fauna 43%)& Benriach 10years(Curiositas Peated Malt 40%)

おつかれさまでした。おれおれさんの言う通り、なにげにオフ会になりましたね。
ブラッドノックは、ほかの「花と動物」シリーズの作品に違わず、万人に受け入れられるように、うまくまとめた(丸めた)印象。ブランデーを想起させる、気品高い香りです。まだ若いお酒なのでエステリーでしたが、加水すると更にまろやかな香りになって、こちらもまた良かった。
味は、モルト由来の甘みが強いですが、奥の方には柑橘系のフルーティーさも感じます。ボディはミディアム。もう少しオイリーだったら、なお良かったかも。Glenkinchie や Auchentoshan、あるいは Rosebank のような淡白なローランドとはまた一味違って、なかなか良かったですね。


ピートをほとんど焚かないことで知られているベンリアックが、今回はガンガン焚いちゃった、とのこと。“Curiositas”は、curiosity(好奇心)の意。こりゃ試すしかない。
ピーティでしたが、思っていたよりは、という感じですかね。これは今度は Signatory 社が出している“Heavily Peated”(刺激的な名前だなぁ)に挑戦するしかなさそう。それにしても、もとのベンリアック感がほとんどない、というのは面白かった。もともとの(と言っても最近のオフィシャルではなくて、以前のものですが)ベンリアック10年は、麦芽というかマシュマロというか、なんともいえない甘いモルトでしたが。今回は、スモーキーさとのバランスが取れているような取れていないような、微妙な風味。コストパフォーマンス的にはいいので、決してダメなお酒ではないです。バーでは注文しないw
酒余談。ブラッドノックは、スコットランド最南端に位置する蒸留所。最北に位置するハイランドパークと飲み合わせると、感慨もひとしおです。