サントリー美術館「湖南省出土古代文物展 古代中国の文字と至宝」

今日は仕事帰り、時間はあまりないけど、思い切ってサントリー美術館へ(期間は10月24日まで)。
虎渓山から出土した竹簡の展示は本邦初公開ということで、いい刺激になりました。右肩下がりの書体。
せっかくこういう企画をやるならば、筆記用具も展示すべきではなかったか。藤枝晃氏も述べている通り、あの手のものは現代で普通に使う「毛筆」で書いているわけではないのだから。
あと、木簡などの文章を活字に翻刻して提示してくれるのはありがたいのだけど、せめて図録では、読み下し文もつけてもらえれば、なお良かった(読み下しという労働に見合う代金を払っているはず)。