偽作の可能性

昨日、Yahoo!知恵袋を利用する機会があったのですが、たまたま目にした、

浅田次郎の中原の虹第二巻の終わりのほうに出てくる、陸游の銀河迢迢夜気澄ではじまる漢詩のタイトルをご存知の方教えてください。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1120382351

七言詩のようですが、二字目「河」は平声、四字目「迢」も平声、六字目「気」は仄声ということで、漢詩の最も基本的で、かなり厳密な約束事である「二四不同、二六対」を守っていません。これが古体詩(近体詩のルールを守らないもの)である可能性もありますが、さてどうでしょう。もう一つの可能性は、質問者の間違いで二字目が「河」ではなくて「漢」(仄声)であれば、それはクリアされますが。(『中原の虹』を持っていないので、確かめられません)