財団法人東洋文庫

 今朝の日経の文化面に東洋文庫のことが紹介されていまして(槙原稔氏「「東洋文庫」守り広める」)、現在改装工事中であることを知りました!

東洋文庫建替工事のお知らせ

下記のとおり、当地において、建物の全面建替工事を行います。なお、工事期間中も閲覧室は通常通り利用できます。

東洋文庫建替計画
付属棟新築工事、解体工事(旧本館・別館)、本館新築工事、解体工事(書庫1・2号棟)、外構工事他
平成20年4月〜平成23年秋(予定)

http://www.toyo-bunko.or.jp/

槙原氏によると「一般公開する常設展示室も初めてつくる計画」とのこと。大変有意義なことだと思います。東京空襲の際にもこの東洋文庫は標的から外されていたと仄聞しています。グランドオープンの際にはきっと貴重な資料の特別展示が行なわれるでしょうから、みなさまも日本の東洋学の粋を肌で感じてみてはいかが。
 個人的には、ニ回ほど足を運んで、陳魁士『新刊駱子集註』(四巻)を拝見したのが思い出です。今でもこれはこの東洋文庫でしか見られないはずです。複製本が出れば大いに助かると思うのですが。