本棚メモ

雅語・歌語 五七語辞典

雅語・歌語 五七語辞典

中世日本漢学の基礎研究 韻類編

中世日本漢学の基礎研究 韻類編

 『古今挙会挙要』諸本の系統についてはちゃんと押さえておかないとな。
中世“知”の再生―『月庵酔醒記』論考と索引

中世“知”の再生―『月庵酔醒記』論考と索引

 そういえば『月庵酔醒記』(三弥井書店、中世の文学)3冊まだちゃんと読んでないわ。
原文&現代語訳 鬼神論・鬼神新論

原文&現代語訳 鬼神論・鬼神新論

 「この条[子不語怪力乱神(述而篇)]は、一般に儒学が、あるいは特に宋以後の儒学が、みずからの立場として、無神論を主張する場合に、いつも引用される言葉である」(吉川幸次郎論語 上』朝日文庫版235頁)「そのまた反動が、徂徠であって、「宋儒の見る所は、鬼神無きに帰す、凡そ鬼神無しと言う者は、聖人の道を知らざる者なり」と、この条[敬鬼神而遠之(雍也篇)]でいうのは、再転して、宣長を開く」(192〜3頁)「その説は、仁斎に反撥しつつ、ややのちの宣長に連なっていることを、興味深く思う。宣長が、徂徠を、自ずからの思想の、有力な先駆者として意識したことは、宣長自身もいうところである。仁斎から徂徠を経て、宣長にいたる江戸時代思想史の展開の経過は、日本人が、もっと本腰を入れて研究すべき事柄の一つであるが、徂徠のこの条[子不語怪力乱神(述而篇)]の解釈は、その有力な資料となるであろう」(235〜6頁)
 白石、仁斎、徂徠、宣長蟠桃、篤胤、象山・・・と鬼神(霊魂)の問題はいろいろと大きい。
『思想』の軌跡――1921-2011

『思想』の軌跡――1921-2011