第19回 秘蔵の名品 アートコレクション展

 今年もこのチャリティーイベントに参加しました。
 http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/special/art2013/
 会期は明後日まで。ギリギリに駆け込んだのは、月末締切の仕事があったためで・・・。というわけで、関心のある方は明日覗いてみてはいかがでしょうか。この入場券で大倉集古館にも入れます。図録は300円で、これが寄付金となる仕組み。
 本展覧会の目玉となっている「モネ ユトリロ 佐伯」のうちモネとユトリロは割とどうでもいい、というか、もちろん良いのですけど(特にモネの「日本風太鼓橋」は例の怪しい雰囲気が好きです)、それよりも佐伯祐三、そして荻須高徳は流石でした。じっくり時間をかけて鑑賞したよ。
 特に目をひいたのは、アンリ・ル・シダネルの「森の小憩、ジェルブロワ」でした。
 作品詳細 | 東京富士美術館
 このサイトの画像では明るい印象を受けますが、実際はもう少し暗い色調です。割と大きい絵ですが緻密に描かれています。このピクニックを楽しんでいるはずの人(男女?)は、どこに行ったのでしょう。想像力をかきたてられますね。
 しかし、一番好きになった絵は、ジャン・デュフィセーヌ川とパリ」でした。残念ながら、図録には画像が収録されず、ネットの検索でもひっかからなかったので紹介できないのですが・・・。パリの街並みが水色の背景に溶け込んで、まるで青空とセーヌ川の上に浮いているように描き出された、可愛らしい佳品です。図録にはアンケート用紙が付されていて、秘蔵の名品にふさわしい作品を一つ選んで投票するのですが、悩んだ末に、私は「セーヌ川とパリ」にしました。