鰻屋のネタ・続

別の調べ物をしていたら、たまたま発見。

○蒲焼
鰻屋の前を毎日通るたびに、「さてもうまい匂ひじや」と、嗅いで通りければ、大晦日に、鰻屋から呼込み。「毎日の嗅せ代、六百文でござる」「それは安いものでござる」と、ふところより六百文投出し、「これ、この音を聞き給へ」。

−−−『坐笑産』。『坐笑産』(ざしょうみやげ)は、安永二年(1773年)春刊行。引用は、『日本小咄集成 中巻』(筑摩書房)72頁、より。結構古いネタでしたね。
さらに興味深いこともあるのですが、それはおいおい。