次に狙う馬――ナムラハンター

　日曜中山の1600万下を勝ったナムラハンター（父ワイルドラッシュ、母父ジェニュイン）。楽なペースで逃げてどう考えても前残りしそうだったコロナグラフを最後ハナ差交わしたという内容が大変良かったですし、中山の急坂を克服したのも意義が大きい。トモに張りが出てきて、パワーアップしたのでしょうね。血統は、昨日の阪急杯で3着に入ったドラゴンファングのいとこにあたります。
　デビュー2戦目の未勝利戦以来、ずっとダート1700〜1800メートルを使い続けるという明確な育成方針が実を結び始めました。サクセスブロッケンやカジノドライヴといった同期のトップクラスとはまだ差がありそうですが、ダート1700〜1800メートルの重賞は、平安S・マーチS・アンタレスS・エルムS・日テレ盃・JCDと数も豊富なので、ダート中距離路線は今後おもしろくなりますね。もし、マーチS（ハンデ戦）に出走できるようなら、確実に軽ハンデ。積極的に狙いましょう。