奥付の書名と表紙等の書名が異なるとき(2)――「博士」と「先生」

 奥付の書名で登録すべきではないか - Cask Strengthの一件とは別に、つい先ほど気付いたものですが、

平安朝文学研究―作家と作品 (1971年)

平安朝文学研究―作家と作品 (1971年)

 角書(と現代の書籍でもそう言うのかな?冠称かな)は「岡一男博士頌寿記念論集」。函も表紙も背表紙もあとがきでもそうなので、それが期待される正式な書名なのでしょうし、CiNiiと国会図書館もそれで登録しています。

 しかし、奥付は、

 この気持ちはよく理解できるものでして、恩師を「〇〇博士」と呼ぶのは、フォーマルさという次元とは異なる、よそよそしい違和感がありますよね。現に、1977年に出た論文集は「岡一男先生喜寿記念論集」(笠間書院)ですし。
 繰り返しになりますが、奥付の書名で目録検索等をする人は非常に多くいるはずなのです。なので、出版社あるいは図書館等で書誌登録を行なう方々には注記等で適切に処理してもらうことが望ましいと考えています。

 表紙と奥付の双方に気をつけておかないと、こういう見落としも起こります。