新潟2歳S 小倉2歳S・予想

夏のローカル競馬も終わりですね・・・。

新潟2歳ステークス 新潟・芝1600メートル 2歳・G3 15:45発走

  ◎ コスモミール(1枠1番)
  ○ ニシノフジムスメ(1枠2番)
  ▲ ナイスヴァレー(4枠7番)
  △ ショウナンタキオン ケイアイフォーユー ケイコアデージョ
ダリア賞組の健闘が目立つ本レース。特にダリア賞勝ち馬は、過去に4着以下がない。ダリア賞を快勝し、3戦3勝で、持ちタイムがメンバー中で最高のコスモミールが軸で万全でしょう。
とはいえ、何度も言いますが、2歳戦、特に先行争いが厳しくなる重賞は何が起こるかわからないですからね・・・。ニシノフジムスメやナイスヴァレー、あるいはケイアイフォーユーといった穴馬にもそれなりの配分を。
ニシノフジムスメ新馬戦6着は、あくまでも降着の結果ですから(一位入線)、実質的な無敗馬として扱うことを要する。2着に0.7秒の大差をつけた、前走の未勝利戦での強さは際立っていた。同日同条件のダリア賞のタイムと0.1秒差であり、本命馬と同レベル。逆転の可能性は十分あります。
ナイスヴァレーもダリア賞からの参戦。フレンチデピュティ×母父サンデーサイレンス(昨日の記事を参照)ということで、2歳時における安定感・堅実さを評価したい。
上に挙げた△以外にも、マイネサンサンやエイシンチャンドラが大いに気になります。ここで3着以内に食い込めば、実力は本物ですね。
小倉2歳ステークス 小倉・芝1200メートル 2歳・G3 15:35発走

  ◎ エイシンアモーレ(4枠8番)
  ○ グランプリシリウス(3枠6番)
  ▲ サンアントニオ(8枠16番)
  △ ショウナンサリーレ トーホウアモーレ エイシンチャーム
フェニックス賞を勝った馬の連対率は高いのですが、敗れた馬はことごとく連を外しているので、馬格も小柄なセントルイスガールは切る。では、なぜグランプリシリウスを対抗に据えるかといえば、このときの3着は、スタートの出遅れが原因だから。血の裏づけはありますから、すんなり行けば勝ち負け。
新馬戦を勝ち上がったばかりの▲や△馬にも注意したい。特に、トーホウアモーレは、デビューでいきなり上がり3Fが33秒台という切れ味の良さ(逃げていたのに、この瞬発力)。“アモーレ”のワンツーフィニッシュがあってもおかしくない。

新潟2歳S 小倉2歳S・結果

去年のこのレースは全体的に充実していましたが、今年は、唖然とさせられるほど強力な馬が一頭。
  1 (1)ショウナンタキオン  △
  2 (2)ニシノフジムスメ  ○
  3 (3)コスモミール  ◎
  4 (15)グレイスティアラ
  5 (17)ケイコアデージョ  △
(▲(8)ナイスヴァレー、12着)直線でニシノフジムスメが(2歳馬らしく)よれた時はひやっとしましたが、大外から通常の三倍のスピードでショウナンタキオンが突っ込んできました。一頭だけ次元の違う勝ち方でしたね。馬券はとれなかったのですが、素直に絶賛の言葉を贈ります。おめでとう〜。アグネスタキオンは、あっという間に重賞馬を出しちゃいました。種牡馬としても非凡さを見せ付けています。この時点で早くも今年の朝日杯、来年のクラシックの候補にのし上がったと思いますね。
次に小倉。
  1 (2)アルーリングボイス
  2 (5)セントルイスガール
  3 (1)トーホウアモーレ  △
  4 (13)ゴウゴウキリシマ
  5 (3)エイシンアモーレ  ◎
(○(4)グランプリシリウス、13着。▲(9)サンアントニオ、11着)やはり、予想の成績というのは、推理・研究に費やした努力量に少なからず比例するようですねw
第3コーナーでアルーリングボイスが先頭に立つと、そのまま後は力で押し切りましたね。正直言って、こんなにスピードがあるとは思わなかったので驚きました。このレースでは内枠の馬は消し、のはずだったのでは。真に実力を有していると思われます。おめでとう〜!
トーホウアモーレの追い込みは良かったのですが、あそこから伸びて届かなかったというのは、ちょっと言い訳がきかないですね。更なる成長を願う。◎馬や○馬の敗退についても、いやはやとしか言いようが・・・。

日曜の2歳戦

重賞については上述しました。
札幌1R 未勝利
  1 (1)アルジェナー(フサイチコンコルド×ニワノスズラン)
好走した2着のプリティオクパシオ(グラスワンダー×シーガルクイン)をクビ差で交わす強い競馬。
札幌2R 未勝利
  1 (1)アドマイヤキッス
ようやく!勝ち上がりに3戦も費やしてしまいましたが、ここで燻っているようなタマではない。次は札幌2歳S?
札幌4R 新馬
  1 (4)トップオンターフ(フサイチソニック×トップアンブリー)
  8 (1)サクラマテンロウサクラチトセオー×サクラマーガレット)
トップアンブリーの仔のなかから初めてのJRA勝利馬が誕生。7馬身差の圧勝でした。サクラマテンロウの血統は、父サクラチトセオー、母サクラマーガレット、母父サクラユタカオー、母母サクラタイム、母母母サクライチリン・・・。生産者・オーナー・厩舎、それぞれから大きな期待がかけられていると思うのですが・・・。
新潟1R 未勝利
  1 (6)ユキノアサカゼ(エアジハード×アイリッシュシャドウ)
キープユアスマイルは良い末脚を見せるものの、一歩及ばず。そして、エアジハード産駒が勝利!重馬場という苦しい条件のなかで力走してくれた。
新潟5R 新馬
  1 (2)トーヨーエーピー(Old Trieste×Putthepowdertoit)
  2 (1)フィールドカイザー(クロコルージュ×シンモーション)
こういう貴重な血統の馬には頑張ってもらいたい。勝ち馬の母父は Talc で、Owen Tudor の直系だそうで。天然記念物みたいなものですな。2着馬の父クロコルージュRainbow Quest 系。母父はロドリゴデトリアーノ
小倉1R 未勝利
  1 (1)ユウカージナル
度肝抜かされましたね。アドマイヤキッスと同様、こちらも2歳世代のなかでは有力馬の部類に入るのに、なかなか勝ちきれず。でも、馬自身の持っている能力がずば抜けていました。
小倉2R 未勝利
  1 (1)メイショウサムソン(オペラハウス×マイヴィヴィアン)