NHKマイルカップ・予想

桜花賞馬の参戦で盛り上がってまいりました。NZTの上位3着も揃い踏みだし、良血もいるし、なかなかの面子なのでは?
ただ、桜花賞ラインクラフトには、ここは荷が少し重いと思う。無印。先団につけて、直線でゴチャゴチャする前に抜け出せば、連対するチャンスは残されているかもしれないけど・・・。牝馬でここを優勝したシーキングザパール号は、あれは異常でした。

NHKマイルカップ 東京・1600メートル 3歳・G1 (15:40発走)

  ◎ ペールギュント(1枠2番)
  ○ ビッグプラネット(7枠14番)
  ▲ インプレッション(8枠18番)
  △ セイウンニムカウ コスモフォーチュン マイネルハーティー
皐月賞組で本命・対抗を打ちます。非常識、の謗りを受ける可能性があるので、弁明しておきましょう。
第一点。よく知られている通り、マイル戦といっても、東京1600は中距離実績こそが物を言います。ペールギュントは、1800メートルでの完勝経験もあり、皐月賞(2000メートル)は6着と健闘。ビッグプラネットも、姉であるオークス馬同様に、体力勝負は望むところでしょう。
第二点。皐月賞組は、ここでは走れないというジンクスが広く通用していますが、こちらの定説は、かつて、一級の外国産馬皐月賞に行けずに、ここに焦点を合わせて全力投球していた頃のものだと考えていい、と私は見ています。今回、有力な外国産馬はいません。皐月賞組、ここは大丈夫です。
そもそも、ペールギュントは重賞1着2回、2着1回、3着1回、実力は折り紙つき。ビッグプラネットの場合、皐月賞こそ一杯一杯になりましたが、デビュー2戦目のアーリントンC逃げ切りは衝撃でした。有力馬の多くが後方待機をすると見込まれているので、昨日のプリンシパルSのシャドウゲイトみたいにスロー展開の逃げに持ち込めば、必ず前残りできます。それを可能にするだけの粘り腰を持っているはず。
さて、本当に注目したいのは、▲インプレッション。堅実な走りを見せているだけでなく、運命の導きもある。インプレッションの生産者は、新冠町の「ノースヒルズマネジメント」。「N」ノース「H」ヒルズの馬が「K」勝つ、と。
セイウンニムカウ(2枠3番)のニュージーランドT13着は、接触という不利も受けていることだし、気にしないように。NZTにおける成績と、ここ本番との成績の連関性は、そもそもありません。前の方でしぶとくアクセルを踏み続けてガス欠を起こさない馬なので、ここは連に絡むこともありえます。同じように能力は高いけど、ガソリンタンクの容量に不安があるのが、コスモフォーチュン(4枠7番)。首を低く下げて、全身の筋肉を使って走っている姿は惚れ惚れしますが、1200までのスプリンターかもしれません・・・。父は、タイキシャトル号の引退レースで主役を破ったマイネルラヴ号。マイネルハーティー(6枠11番)はトライアル勝者。ペールギュントの上に来たことは一度もない(東スポ杯2歳S・朝日杯・シンザン記念、を参照)ので評価下げ。