海外SFオールタイム・ベスト
うちで飼っているピート君の由来について訊かれまして、やはり世間一般にはあまり知られていないんだなぁ、と痛感しました *1。
ところで、『新・SFハンドブック』(ハヤカワSF文庫 早川書房 2001年)が出版されて、もう4年になるんですね(まったく実感がわかない・・・)!旧版『SFハンドブック』は90年刊ですから、日本はまだバブル景気にわいていた頃。隔世の感という言葉がぴったりです。ここ何年もまともなSFを読んでいないので、最近の話題作とかは全然知りませんが、そういうわけで「オールタイム・ベスト」のリストを見ると、読んだことあるものばかりで、安心してしまいます。何年たっても「古典」は偉大ということ。
これからSFを少しかじってみたい、という方のためにも、とりあえず旧版・新版のオールタイム・ベスト20(海外長編作品)を紹介しておきます。
- 夏への扉
- 幼年期の終わり
- 「銀河帝国興亡史」(「ファウンデーション」)シリーズ
- アルジャーノンに花束を
- 火星年代記
- 「デューン」シリーズ
- 虎よ、虎よ!
- リングワールド
- アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
- ソラリスの陽のもとに
- ニューロマンサー
- 月は無慈悲な夜の女王
- ノーストリリア
- 竜の卵
- ブラッド・ミュージック
- 星を継ぐもの
- 2001年宇宙の旅
- 光の王
- 闇の左手
- 都市と星
(1989年の投票結果)
- (−)夏への扉
- (↑)火星年代記
- (↑)ソラリスの陽のもとに
- (↑)虎よ、虎よ!
- (↓)幼年期の終わり
- (New)ハイペリオン
- (↓)「銀河帝国興亡史」(「ファウンデーション」)シリーズ
- (↑)地球の長い午後
- (↑)星を継ぐもの
- (↓)アルジャーノンに花束を
- (New)ハイペリオン 二部作
- (↓)アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
- (↑)ブラッド・ミュージック
- (↓)ノーストリリア
- (↓)リングワールド
- (↓)月は無慈悲な夜の女王
- (↓)ニューロマンサー
- (↓)竜の卵
- (↑)宇宙船ビーグル号
- (↑)エンダーのゲーム
(1998年の投票結果)
御覧の通り、同じ人間に投票させたんじゃないか?と思わせるほど、作品の出入りは少ないです。
語らせると長くなるので、コメントはなし。
それにしても、旧版には収録されていたオールタイム・ベスト「短編部門」が、新版で取り上げられなかったのは残念ですね。