続群書類従完成会
八木書店からDMが来まして。
このたび去年9月に経営破綻しました続群書類従完成会の出版事業を、4月23日の破産管財人との契約により小社で継続することになりました。
知らなかったので驚きです。
また、今後は史料纂集シリーズおよび続群書類従完成会で企画となっていた刊行物は、著者のご了承を得た上で八木書店として出版事業を継承いたします。
どうか皆々様におかれましては、良書普及の小志をお酌み取りくださり、引き続きのご講読と今後の新規継承企画につきまして、特段のご愛顧をお願い申し上げる次第でございます。
現在刊行途中の続群書類従完成会の定期本は下記の通りです。
1 史料纂集 古記録編 第146回「親長卿記」3 まで配本済み
2 史料纂集 古文書編 第36回「福智院家文書」1 まで配本済み
3 明月記研究 第10まで配本済み
ところで、『賀茂真淵全集』は完結していませんよね?
『群書解題』や『蔵人補任』をはじめとする「補任」シリーズなど、続群書類従完成会の本には大変お世話になっていただけに、心中穏やかではないですね・・・。甲田利雄『年中行事御障子文注解』(1976年)と同『平安朝臨時公事略解』(1981年)も大変便利な資料集として記憶されます。
最近購入したのは『五山文学用語辞典』(2002年)かな?
とにかく、これからも頑張ってください、としか言いようがない。
どうでしょう、古本屋で結構な値がついている『校本古事記』とかを廉価で復刊させれば商売になるのでは?