生命
未完の大器が引退。
6月29日の宝塚記念(GI)で12着に敗れ、レース中に左後繋靭帯断裂を発症したロックドゥカンブ(牡4、美浦・堀宣行厩舎)が、25日付でJRA競走馬登録を抹消することがわかった。
同馬は現在、美浦トレセンで治療を行っており、今後は宮城県の山元トレセンで引き続き治療を続け、種牡馬になる予定(繋用先未定)。
本人は無念の思いでしょうけど、あの脚部の大怪我の後に命があるだけでも幸運、そして自らの血を後世に残すことが許されるなどは僥倖に恵まれたといっても過言ではないはずです。
Red Ransom号を父に持つ種牡馬は日本ではアポインテッドデイ号(京王杯2歳Sや共同通信杯で2着がありますが、結局1勝のみ)しかおらず、母系も優秀なので新種牡馬としての価値は極めて高い。ただ、Roberto系の肌馬とは濃いインブリードになってしまいますね。