『種の起原』初版公刊150周年と、日高敏隆氏の逝去と
- 作者: チャールズダーウィン,八杉龍一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1990/02/16
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動物行動学の第一人者で京都大名誉教授の日高敏隆(ひだか・としたか)氏が14日、肺がんのため死去した。79歳。告別式は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く予定。自宅は京都市。喪主は妻、喜久子(きくこ)さん。
http://osaka.yomiuri.co.jp/university/topics/20091124-OYO8T00601.htm
- 作者: リチャード・ドーキンス,日高敏隆,岸由二,羽田節子,垂水雄二
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 単行本
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地球の生物は、三〇億年もの間、自分たちがなぜ存在するのかを知ることもなく生き続けてきたが、ついにそのなかの一人が真実を理解しはじめるに至った。その人の名はチャールズ・ダーウィンであった。・・・今日進化論は、地球が太陽のまわりをまわっているという説と同じくらい疑いないものであるが、ダーウィン革命の意味するものすべてが、さらに広く理解されねばならない。・・・哲学と、「人文学」と称する分野では、今なお、ダーウィンなど存在したことがないかのような教育がおこなわれている。こうしたことがいずれ変わるであろうことは疑いない。
(『利己的な遺伝子』、1〜2頁)
アメリカのなかでもリベラルな土地柄だったために高校の生物学の授業でこの『利己的な遺伝子』の一部を副教材として読む機会に恵まれたわけですが、かの国ではいまだに非常に多くの人が進化論に懐疑的であり、進化論を授業で教えることに各地で猛烈な反発を示しています。