「星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会」展示作品と既刊書所載図版との対照一覧
↓これが入場券。
真ん中、☆が切り抜かれているのですが、展覧会に入ってすぐの展示品が、この切り抜かれた星を集めたものでして、ステキなアイディアでした。残念ながら図録には、その展示品は収録されていません。 写真でしか見たことのないクラフト・エヴィング商會一流の「おかしな」作品の実物が目の前にあって、本当に楽しかった。ツイートもしましたが、ほとんどのものが想像していたよりもずっと小さい作りで、驚きの連続でした。
残念ながら図録には出典が明記されていません。ただ、展示品を観ながら「ああ、これアレだ、アレアレ。あそこに出ていたやつだ」とか「これ何だっけー。見たことあるようなないような」とか、あやふやな記憶とともに楽しむのが、むしろ良いのかもしれません。もともと、人をけむに巻いたような、そういう作品群ですもんね。
でも、せっかく自分の本棚にクラフト・エヴィング商會の本はあらかた揃っていますし、今はスーパーボウルの再放送を見ながらのんびりしているので、展示作品(ちなみに図録では「商品目録」と名づけられています)がどの既刊書に出てくるか、それが一覧できるようにしてみました。
上記のような楽しみ方を味わいたいファンのみなさまは本記事は無視してください。また、例のように、そそっかしい性分の故、見落とし・誤りは必ずあると思います。完全に信用なさらないよう。
以下、『クラウド・コレクター』と『ないもの、あります』は文庫版ではなくもとの単行本により、『すぐそこの遠い場所』と『じつは、わたくしこういうものです』は文庫版によりました。他の版では収録されている場合もあるかもしれません。また、最新刊の『注文の多い注文書』は未見です。
名前しか出てこなくて、図版がないものは省略しました。なので、たとえば、同じ世界観のもとで書かれている『すぐそこの遠い場所』と『クラウド・コレクター』はあわせて読むといいと思います。数字は、図録での頁ですのでご注意ください。
吉田篤弘氏名義の著作等も省略しているので、そこはみなさまで補っていただければ。
『すぐそこの遠い場所』
真ん中、☆が切り抜かれているのですが、展覧会に入ってすぐの展示品が、この切り抜かれた星を集めたものでして、ステキなアイディアでした。残念ながら図録には、その展示品は収録されていません。
- 作者: クラフト・エヴィング商會
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2014/01/27
- メディア: 単行本
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残念ながら図録には出典が明記されていません。ただ、展示品を観ながら「ああ、これアレだ、アレアレ。あそこに出ていたやつだ」とか「これ何だっけー。見たことあるようなないような」とか、あやふやな記憶とともに楽しむのが、むしろ良いのかもしれません。もともと、人をけむに巻いたような、そういう作品群ですもんね。
でも、せっかく自分の本棚にクラフト・エヴィング商會の本はあらかた揃っていますし、今はスーパーボウルの再放送を見ながらのんびりしているので、展示作品(ちなみに図録では「商品目録」と名づけられています)がどの既刊書に出てくるか、それが一覧できるようにしてみました。
上記のような楽しみ方を味わいたいファンのみなさまは本記事は無視してください。また、例のように、そそっかしい性分の故、見落とし・誤りは必ずあると思います。完全に信用なさらないよう。
以下、『クラウド・コレクター』と『ないもの、あります』は文庫版ではなくもとの単行本により、『すぐそこの遠い場所』と『じつは、わたくしこういうものです』は文庫版によりました。他の版では収録されている場合もあるかもしれません。また、最新刊の『注文の多い注文書』は未見です。
名前しか出てこなくて、図版がないものは省略しました。なので、たとえば、同じ世界観のもとで書かれている『すぐそこの遠い場所』と『クラウド・コレクター』はあわせて読むといいと思います。数字は、図録での頁ですのでご注意ください。
吉田篤弘氏名義の著作等も省略しているので、そこはみなさまで補っていただければ。
『すぐそこの遠い場所』
- p14「星屑膏薬」
- p19「雲砂糖」
- p20「ガルガンチュアの涙」
- p28「ゴールデン・スランバー」
- p40-41「ムーン・シャイナー」
- p66「沙翁の捨てゼリフ」
- p82「雲母印書房」
- p86-87「クラウド・コレクション」
- p96「もの忘れのひどい事典」
- p102「人工降雨機に関する手稿」
- p111「哲学サーカス団」
『クラウド・コレクター』
- p13「アゾット国通行手形」
- p19「雲砂糖」
- p26「望永遠鏡」
- p38「バッカスのタロット」
- p40-41「ムーン・シャイナー」
- p55「雲母の欠片」
- p59「『重箱屋十兵衛奇譚集』」
- p66「沙翁の捨てゼリフ」
- p70「声の棺」
- p76「エピファイト」
- p79「雲、賣ります」
- p82「雲母印書房」
- p85「睡魔の枕」
- p86-87「クラウド・コレクション」
- p93「サラマンドルの尻尾」
- p96「もの忘れのひどい事典」
- p103「手帳」
- p105「密造酒の注文札」
- p111「哲学サーカス団」
- p120「涙を収集する人」
『らくだこぶ書房 21世紀古書目録』
- p32「羊典」
- p42「『大丸先生傑作黒板集成』」
- p48「『A』」
- p57「卓球詩人ピングとポング」
- p67「アルゴスの百眼鏡」
- p83「『駱駝こぶ書房製古書目録』」
- p91「『魂の剥製に関する手稿』」
- p101「『7/3横分けの修辞学』」
- p104「『最後にひとつ〇を書くということ』」
- p106「『その話は、もう3回きいた』」
『ないもの、あります』
- p15「とりあえずビール」
『じつは、わたくしこういうものです』
- p11「赤巻紙 青巻紙 黄巻紙」
- p71「〈チョッキ食堂〉のメニュー」
『テーブルの上のファーブル』
- p17「青色鉛筆」
- p25「ピース缶」
- p39「光沢ビスケットの袋」
- p43「電球」
- p44「電球の肖像」
- p72「束見本」
- p73「まだつくられていない本」
- p121「東京天体望遠鏡」
『アナ・トレントの鞄』
- p10「稲妻の先のところ」
- p16「〈スペード専門店〉の広告」
- p22「マアト」
- p23「道化師の鼻」
- p29「シガレット・ムーヴィー」
- p30「キリン遣いの絵葉書」
- p58「キリントン先生のポケット・シンフォニー」
- p78「「手乗り象」の絵葉書」
- p90「手品師のためのフィンガーボウル」
- p98-99「セザール・フランクという名の犬」
- p109「天使の矢」
『おかしな本棚』
- p47「『変身』の変身」
- p74-75「古本屋の本棚」
- p108「『ZZZ』」
- p134〜「クラフト・エヴィング商會の著作」等
以上です。こうやって読み返してみると、展示品のなかで図録から漏れたものもありますね。