競馬ニュースを3つほど
競馬をやらない人はわからないかもしれませんが、競馬ファンというのは、人生の大部分を(なんか大袈裟ですが)やるせない気持ちで過ごすわけです。応援している馬・予想した馬がなかなか勝てない、というのはもちろんですが、それ以上に、この業界でいかに怪我・引退・死去のニュースが多いか・・・。
まず、スパイキュールが競走能力喪失と診断されて引退が決定。志半ばにして引退に追い込まれた無数の名馬たちのリストに、新しい名前がまた加わりました。ちなみに、
という特集で競馬ファンたちに語らせたら一日中延々としゃべりつづけるでしょう。それだけ思い入れが強くなりますからね・・・。実際に見たことがある馬、という限定をつければ、間違いなくアグネスタキオン号です。彼は、三冠馬になり、キングジョージに勝ち、凱旋門賞に勝ち、ブリーダーズカップに勝ち、無敗のまま引退するはずでした。
閑話休題。プライドキム(父アフリート、母父リアルシャダイ)がケンタッキーダービー遠征を断念との一報が。ただ、故障とかそういうわけではなく、当面は皐月賞を目指すという・・・。なぜ??
血筋・実績からいっても明らかなダート馬。確かに、日本が生み出した近年最強馬というわけではないけど、挑戦することに大きな意義があったのですが。
でも、悲しいニュースばかりではない、というのが心の安らぎというか、なんというか。
2日、現地時間1月28日に米国ケンタッキー州のレーンズエンドファームで、2003年の最優秀古牝馬ビリーヴ(牝7)が、父に Kingmamboを持つ鹿毛の牡駒を出産していたことがわかった。
この仔は日本で走るのでしょうか。すごく楽しみです。ビリーヴ号のお母さん(Great Christine)は、一瞬「誤植じゃないか?」と目を疑うほどの強いインブリード馬*1でしたが、ここでまた Native Dancer や Northern Dancer の血が入った Kingmambo をつけることで健康面・能力面に影響は?今年は、Elusive Quality(昨年度の米国二冠馬 Smarty Jones の父)をつける予定だということだし、注目しておきましょう。
*1:Nearctic の3×3 Native Dancer の4×4 など