ポジティブ妄想脳

まずは告知。今月の岩波文庫のリクエスト復刊のなかに、『制度通』(上巻・下巻)と『憲法義解』が含まれています。なくなる前に買っておきましょう。


さて、普段は読まないのですが『AERA』(3月14日号)の中吊り広告、「ポジティブ妄想脳」に思わず反応。「いまこそ妄想が求められているという。」(17頁)我が意を得たり。
昔から寝つきが悪いので、就寝前の30分〜1時間は、布団に入ってから常に妄想炸裂です。
「今回の取材では、妄想の場所ベスト3は入浴中、就寝時、電車の中だった」(17頁)というのも納得。車内では読書をしていることが多いですが、定期的に妄想モードに切り替えています。小説などを読んでいると、その頻度は高くなりますね。ちなみに、会話する相手がいなくて一人で歩いているときも大抵妄想しています。こういう話を以前したとき、結構白い目で見られたことがあるのですが、逆に、一人でボーっとしているときはみなさん何をしているんですか?と訊きたい。
「妄想のエキスパート」(16頁)島田雅彦が言っていることも、まさに私が子供の頃から実践していること。

一人称の妄想も対話的に行なわれたほうが盛り上がります。妄想のエキスパートになるためには、自分のスペアをいくつかもっていたほうがいい。妄想は創造・創作の鉱石。

「対話」、あるある。ちなみに、「なりきり型、記者会見型、リベンジ型、過去の岐路型の4つのタイプ」(13頁)のなかでは、私は「なりきり型」が圧倒的に多く、「リベンジ型」はほとんどないですね。「妄想の力とは、前向きに生きられる力」(15頁)ですから、みなさんも是非どうぞ。