馬関連トピックス

まず、「だから言わんこっちゃない・・・」という残念なニュースから。

今月3日にアメリカンオークスを制覇し、日米のオークスを制したシーザリオ(牝3歳、栗東・角居)が、右前の繋靱帯(けいじんたい)炎を発症していることが22日、分かった。(中略)繋靱帯炎は、走行中に過度の負荷が靱帯にかかった時に繊維が傷むことにより発症するもの。完治は難しく、再発しやすい。

デイリースポーツ紙より。これで秋華賞も、アメリカ再遠征の話もすべてご破算。仕方のないこととはいえ・・・。そして、先日は、マーキュリーCを圧勝したピットファイターの骨折(全治六ヶ月)も報道されました・・・。再起を期すようですが、もう花道というものを考えてあげたほうがいいでしょう。G1級の馬だっただけに、そうなったら大変残念ですが。


パリ大賞典Montjeu 産駒(またか!)の Scorpion が勝利。モンジューの子どもが欧州ビッグタイトルを荒らしまくっている点に熱い視線が注がれていますが、ここはむしろ母系が着目に値します。
Scorpion の母母母は1971年生まれの Le Melody 号。実は、今年のミラノ大賞典の優勝馬 Electrocutionist (名前が嫌ですねw)の母母母も Le Melody 。ついでに言うと、先日のマルレ賞勝者の Royal Highness もそうです。


キングジョージでは、Azamourコースレコードで完勝。名手 Mick Kinane 騎手は五回目の戴冠、オーナーブリーダーである Aga Khan 殿下*1 は二年前の Alamshar*2 に続いて二勝目。
父 Night Shift 号(父 Northern Dancer)は Coolmore に繋養されていますが、現役時はそれほど活躍しなかったのに、In the Groove といい、Daryaba といい、力強い産駒を出し続けていますね。

*1:牧場のサイトはコチラ→http://www.agakhanstuds.com/home/home.asp

*2:去年から日本軽種馬協会静内種馬場にて種牡馬生活に入っています。引退が早かったかな、と思っていたので、子どもたちの姿を早く見たいですね。