天皇賞(秋)・予想

 それにしても何と皮肉な巡りあわせか。
 馬インフルエンザのおかげ(?)で海外出征を目標としていた連中が国内での戦いを余儀なくされて、豪華なメンバーが秋天に揃いました。本当にいろいろな意味で、複雑な心境です・・・。

天皇賞(秋) 東京・2000メートル GI・3歳上・定量 15:40発走

   ◎ ポップロック(8枠15番)
   ○ アドマイヤムーン(6枠12番)
   ▲ カンパニー(3枠6番)
   △ ダイワメジャー チョウサン メイショウサムソン
 もはや死語になりつつある「魔の天皇賞」ですが、それでも堅い決着はない。
 おそらく能力的にはメイショウ・アドマイヤ・ダイワが三強を形成していて、前走がフロックとは思えないチョウサンがそれを追走、といった構図ですけど、そんなにスンナリとは行かないでしょう。馬場も微妙だし。
 ◎ポップロックというのは盲点じゃないですか?前走はインティライミの鬼気迫る走りに屈した形になりましたが、斤量1キロ多く背負ってのクビ差。好位から抜け出す競馬が有効だったのは大きな意味を持ちます。一叩きしてここは気配が上昇、得意の東京コースで初の栄冠を勝ち取る。
 ○アドマイヤムーンはもはや世界の Admire Moon ですからね。宝塚記念から直行ですが、鉄砲は得意で何の問題もないでしょう。評価を下げるべきポイントが見当たりません。
 それから、適度に人気を落としているだろうということで▲カンパニーが3着辺りに滑り込んで高配当を演出しそうな予感。本当はローゼンクロイツ(3枠5番)を狙っていたのですが、芝の状態の回復は遅れそうですよね・・・。
 なんだかんだ言って毎日王冠組にとっては鬼門となっている天皇賞(秋)。しかし、去年は毎日王冠1着→秋天1着という快挙を△ダイワメジャーが成し遂げた。今年も衰え知らずで、去年優勝したときと全く同じ枠、と縁起も良い。そして、その毎日王冠をレコード勝ちした△チョウサンもおさえ。ただし、今回は相手が断然強化されている。普通に追い込んでも届かないだろう。
 さて、△サムソンは・・・。春秋連覇がかかっていますし、大好きな馬なので、正直言って、勝ってもらいたい。でも、鞍上のことを思うと本当に複雑な心境です。