次に狙う馬――テクニカルラン

 日曜新潟8R古町特別(500万下)には500万下クラスにとどまっているべきではない「規格外」の馬がゾロゾロ出走し、なかなか面白かったですね。勝ったサトノエクスプレスはもちろんのこと、4着プロスアンドコンズ辺りも上のクラスで即通用するのは間違いないですが、このなかで推挙したいのは3歳牝馬で5着に入ったテクニカルラン。ダートから芝に転戦した前走の未勝利戦(東京)で、最後方から大外を回って一気に全ての馬を抜き去るという抜群の瞬発力を見せました。キャリアはわずか5戦。まだまだ経験が浅く(今回は脚をためることができずに直線でバテてしまった。それでも0.2秒差だから大したもの)、成長の余地はたくさんあるので将来が楽しみ。覚えておいたほうがいい名前。
 父アグネスタキオン、母モテック(その父ラストタイクーン)という血統。母父ラストタイクーンにはキングカメハメハ号やモンテクリスエスなどがいて、大物も出しているんですよね。
 母馬は長い伝統を誇るフランス牝馬限定重賞(GIII)、Prix de Flore を1998年に勝っています。母に続いて3歳時に重賞馬になれるかどうか。