札幌記念 レパードS・結果

 サンデーサイレンスのラストクロップであるアクシオンが直線で一瞬先頭に立ち、「さすがSS産駒・・・これで18年連続重賞制覇か・・!」と拳に力が入りましたが、トーセンジョーダンが最後は意地を見せて差し切りました。
 そして、レッドディザイアの今年初戦ということでも注目が集まりましたね。外を回されて最後は届かなかったですけど、牡馬に負けない迫力の末脚は健在でした。
   1 (1)トーセンジョーダン
   2 (5)アクシオン
   3 (2)レッドディザイア
   4 (8)コスモネモシン
   5 (7)カリバーン
天候:晴 芝:良
優勝タイム:2.00.4(以下、ハナ・1/2・1 1/4・ハナ) ハロンタイム:12.6 - 11.3 - 12.0 - 12.3 - 12.2 - 12.7 - 12.6 - 11.9 - 11.3 - 11.5 上がり3F:34.7
 震災の影響でローテーションが狂い、順調に行かなかった馬の代表格がトーセンジョーダンでしたが、ここは地力で競り勝ったという感じ。おめでとう〜。ジャンポケ産駒らしく洋芝も向いたのだと思う。秋のGI戦線に向けて何とか及第点をあげられます。歳の割には体が若いですし。
 体が若いといえばアクシオン(8歳)は素晴らしいレースぶり。今回みたいに完璧なレース運びをしない限りGIではさすがに厳しいかもしれませんが、重賞制覇は間近ですね。
 キングトップガン(12着)はどうしたのか。全く競馬に参加していなかった。ここで上位に来なかったためにサマー2000シリーズのタイトルも奪えず(優勝はイタリアンレッド)、関係者は少々落胆していることでしょう。
   1 (1)ボレアス
   2 (2)タカオノボル
   3 (12)タナトス
   4 (3)タガノロックオン
   5 (10)ダートムーア
天候:曇 ダート:稍重
優勝タイム:1.52.0(以下、2・クビ・ハナ・アタマ) ハロンタイム:12.2 - 10.8 - 12.3 - 13.7 - 13.2 - 12.4 - 12.8 - 11.9 - 12.7 上がり3F:37.4
 今年で3回目のレパードS。歴史は浅いのですが、第1回トランセンド、第2回ミラクルレジェンドと前回・前々回の優勝馬は大きく出世したので、はやくも登竜門レースとして注目を浴びています。
 とはいえ、今年はグレープブランデー(JDD優勝馬)もアイアムアクトレスユニコーンS勝馬)もシゲルソウサイ(3歳上1000万下条件優勝馬。1800は距離が長いか)も出走しておらず、レベル的にどうだったのでしょう・・・。レースの性格としては、「世代トップ争いからボレアスが脱落しないかどうか」テストの様相を呈していました。
 見事に期待に応えたのはさすがでしたけど。おめでとう〜。首を低く下げて走る力強いフォームで、直線の伸びは一味違いました。次走が試金石。
 2着タカオノボルは近親にゼンノロブロイ号、5着ダートムーアはフラムドパシオン号の全妹という血統で、少し注意を要する。