本棚メモ

大和古寺の研究

大和古寺の研究

 ↑まだ入手していない・・(汗
増補 求道と悦楽――中国の禅と詩 (岩波現代文庫)

増補 求道と悦楽――中国の禅と詩 (岩波現代文庫)

 増補されて岩波現代文庫に入りました。来月は『自己と超越』が刊行予定なので、この様子だと再来月は『空花集』が出ると思われます。この三部作、何度も読み返しました。

ただ、日本の禅について私がかねてから不審に思っていることが一つある。それは直接に問答に関わりのあることではないが、いま一般に〈禅芸術〉と呼ばれているものについてである。端的にいえば、中国の禅は美の世界とは全く無縁であった。まして造形美術とは何の因縁も持ちあわさなかった。墨蹟、絵画、庭園、茶などが禅と因縁づけられることによって特殊の美の世界を作ったなどということは、中国禅の歴史にはかつてなかったのである。それが日本禅において、にわかに展開するようになったというのは、いったいどういうことなのであろうか。

(「禅問答というもの」旧版100頁)

これからの語彙論

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日本歴史文化概論十五講

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天皇陵古墳を考える

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認識論と論理学 (シリーズ大乗仏教)

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ソグドからウイグルへ―シルクロード東部の民族と文化の交流

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