武蔵野書院創立95周年記念絵はがき拝受しました

 武蔵野書院さんから『武蔵野文学』61号(武蔵野書院創立95周年記念号)を頂戴したのですが、「創立95周年記念絵はがき」(7枚)が同封されていたよ。ありがとうございました。


土佐絵源氏物語画帖・伝藤原為家筆『源氏物語』大四半切・伊勢物語貼交屏風(いずれも実践女子大学文芸資料研究所蔵)。いいですねー。誰に送る時に使おうかな。
 ところで、一枚、「『伊勢物語屏風』より「浮舟」」とありますが、


 もちろん、源氏物語の浮舟ですね。雪降る月夜のなか、匂宮と浮舟が宇治川を渡って橘の小島に向かう。画題として大変愛好された場面です。この絵はがきの絵では船頭と付添の女房をはっきり描いていますが、多くの源氏絵では匂宮と浮舟に焦点を合わせて船頭と女房は物影に隠すように描くという配慮をします。