「『平ナントカ盛』という名前を集めたいのですけど」
少し前に学生さんから受けた質問と類似する質問が来るという事案が発生。有名な検索のコツだと思っていたのですが、立て続けにあるということは、周知徹底されていないらしい。
↓以前に学生さんから受けた質問(例のごとく、実際とは異なる例に変えています)。
「古い時代の名前の付け方を調べているのですけど、たとえば、清盛みたいに『平ナントカ盛』という、『盛』が最後につく名前を集めたいのですけど、どうすればいいですか」
「系図を見るのが手っ取り早いと思うけど、とりあえずググってみた?」
「してみましたけど、うまくいかなくて・・・」
うまくいかないという理由がよくわからなかったので、検索してもらったら、検索窓に「平 盛」と入力していました。これでは目的の調べ物は難しいでしょう。
(「平 盛」の検索結果)
このように、前後の字が決まっていて、その間に不特定の字が入るかたちの語句を検索したい場合は、" " で囲って、アステリスク(*)を使います。今回の「平ナントカ盛」のケースでは「"平*盛"」ですね。いわゆる正規表現の仕組みとは違うのでご注意を。
(「"平*盛"」の検索結果)
アステリスクを2つ以上、つまり「"平**盛"」にすると「平」と「盛」の間に二つ以上の字が入る文字列が検索されます。これ、用例を探す時に便利なので、覚えておくといいと思います。ほかの検索ソフトやアプリでも同様の仕組みを使っているものは結構あります。