ダイヤモンドS きさらぎ賞・結果

   1 ウイングランツ
   2 ハイフレンドトライ
  ◎3 チャクラ
  △4 ハイアーゲーム
  △5 ラヴァリージェニオ
(○コイントス11着 ▲ワンダードリーム6着)
第二コーナーでコイントスとスマートストリームが暴走。あえて良い風に言えば、長距離といったらスローペースと相場が決まっていた風潮からすれば、すごい新鮮なレースでしたけど、それ以前の問題だろうに・・・。おかげで、先に仕掛けていった馬たちからバタバタ脱落していくというありさま。後方でそ知らぬ顔をしていた軽ハンデ馬2頭がワンツーをさらっていきました。それにしても、ダンスインザダーク産駒のウイングランツは、斤量有利だったとはいえ、安定感がありますね。おめでとう!優勝ジョッキーインタビューでの松岡騎手も、初々しかった。
ハイアーゲームが第4コーナーで進出を始めたときは感触が良さそうでしたが、思ったほど脚が伸びず。それよりも、チャクラの強さが光りましたね。直線では前が壁になって、多分あれが結果に影響を与えたと思いますけど、それでも3着です。順位と斤量を並べてみれば、
  3 チャクラ 57.5
  4 ハイアーゲーム 57
  5 ラヴァリージェニオ 55
  8 グラスポジション 55
 11 コイントス 56
このレベルでのチャクラの優位は断然です(グラスポジションは、第三コーナーで不利があって、かわいそうだったけど)。問題はGIレベルでどうか、ということ。厳しいでしょうな・・・。
次、きさらぎ賞
  ◎1 コンゴウリキシオー
   2 マキハタサーメット
  ○3 アドマイヤフジ
  ▲4 シックスセンス
   5 テイエムヒットベ
また1着・3着・・・。コンゴウリキシオーはこれで3連勝。おめでとう〜。2着のマキハタサーメットもよく逃げ粘った。最後は計られたように差されましたけど、少し感動しました。短距離中心で戦ってきただけに、このレースに関してはデータ的に不利だったと思う。低い前評判をよく覆しました。
レース展開は、先行集団と後方集団の二つにはっきり分かれて、後ろにいた連中の進出が遅かったという戦術ミスですかね。ほんの一瞬の判断だから難しいところでしょう。あの差し脚を見る限り、アドマイヤフジシックスセンスはやはり重賞級。
さて、コンゴウリキシオーがこの重要な出世レースを勝ったことで、ディープインパクトの評価がさらに上がるという現象が起こっていて、巷では「ああ、これでクラシックはおもしろくない」とか怨嗟の声もごく一部であがっています。
おかしいのではないか?それなら競馬を観るのをやめればいい。人気が集中して馬券的なうまみが消えるというのが残念だというなら、2着・3着を当てて今までの負け分を取り返せばいいだけです。ディープインパクトは、おそらくアグネスタキオン号以来のスター候補ですよ。その力がどこまで伸びるか、温かく見守ってあげたい。インパクトは、次走では、おそらくマイネルレコルトストーミーカフェとの前哨戦直接対決でしょう。楽しみだ〜。