Super Bowl XL 観戦記
Seattle を襲った二つの不運な出来事。彼らの敗因はこれに尽きますね。そして、両方とも審判のミスジャッジが原因ですから、ファンにしてみれば、これはいたたまれない・・・。
一つ目は 1st Quarter の残り 2:00。Jackson への素晴らしいTDパスが反則でチャラに。End zone で Jackson がぼーっとしていた相手ディフェンダーをちょっと小突いたのですが、それが offensive pass interference と判定。でも、これはちょっと厳し過ぎるだろう。さすがに解説者も "That is a bad call." と呆れ気味。結局、7点のかわりに3点に終わってしまいました。これがケチのつけ始め。
そして、極めつけは 2nd Quarter。残り 3:40 頃に Pittsburgh のビッグプレーでゴールまで2ヤードの地点に。ここで QB Roethlisberger がボールを持ったまま左側に回りこみ、ジャンプして飛び込む・・・が、あと一歩で goal line を割ることができず!と思いきや、審判はTDのサイン!もちろん、テレビカメラの角度の問題もあるでしょうけど、VTRを何度見てもボールが end zone に入る前にダウンしてますよね・・・。これで Steelers はまんまと7点をせしめた。
それでも、試合を通して Seattle の側に大小さまざまなミスが多かったのは事実なので、ひょっとしたら大勢に影響はなかったかもしれませんね。振り返ってみると、Seattle の最初の drive で、時計を使いながら順調に前進しながらも、残り 6:17 で18ヤードのパスが holding の反則で幻になり、結局 punt をせざるを得なくなったわけですが、あれが今日の Seattle を象徴するシーンでしたね。そして、3rd Quarter 開始直後での Parker の75ヤードTD(Super Bowl 新記録)、4th Quarter での Taylor による interception ・・・いずれも緩慢と言わざるをえない。これでは勝てませんよ。Regular season で八面六臂の働きを見せた RB Alexander が完全に押さえ込まれたのも誤算でした。
それはともかく、今日の一番のハイライトは、上述の 4th Quarter interception 後の Pittsburgh の攻撃ですね〜。残り 9:00 で Randle El へのリバース、そこから Ward への絶妙なTDパス(なんでも、Randle El は大学では QB だったそうですね)!この大舞台で、こんなギミックを決めるとは!