クイーンS 北九州記念・予想
今年は北と南で、なかなか良いメンバーが集結しましたね。まあ、口が悪い人は「ドングリの背比べ」なんて言うんでしょうけどw 人気は割れると思います。
◎ ブルーメンブラット(7枠12番)
○ ヤマニンシュクル(3枠4番)
▲ マイネサマンサ(7枠11番)
△ アズマサンダース デアリングハート レクレドール
ここで軽斤量の有力3歳馬をおさえるのは定石。実際に勝ったのはオースミハルカ(03年)しかいませんが、あのときもオークスで惨敗(10着)してからの参戦で、しかも川島信二騎乗。今回本命をうったブルーメンブラット(オークス9着、川島騎手が騎乗予定)と奇妙に符合する。オークスでは本来持っている先行力を発揮できず、明らかに距離が長過ぎた。ハイレベルだったあのフラワーC(優勝したのは後の桜花賞馬キストゥヘヴン)で0.3秒差の3着ですから、潜在能力は随一。
GⅠ馬ヤマニンシュクルは札幌巧者。距離適性もある。マイルはやや距離不足だし、2000以上は長いという傾向が3歳以降顕著で、古馬になってからの唯一の勝ち星である中山牝馬Sも1800メートルだった。ただ、ここは3連単の2着固定で高配当といきたい。そのためには、もう少し体を絞ってほしいが・・・。
前残りしやすい開幕週で自分の逃げペースに持ち込めそうなマイネサマンサが逆転を狙う。ヴィクトリアマイルでは大幅な体重減で力を出し切れなかったが、前走マーメイドSで復調を示した。牝馬同士なら言うまでもなく実力上位だ。ただ、9ハロンという距離だと、生来のかかり癖が心配ですね。
結構荒れるレースなので、印をつけた馬以外にも、例えば、平坦コース向きのコアレスパティオとか、まだ底を見せたとは言い切れない3歳馬タッチザピークなどにも手を広げてみたい。
◎ マルカキセキ(4枠6番)
○ サチノスイーティー(1枠1番)
▲ ゴールデンキャスト(5枠8番)
△ ホーマンテキーラ タマモホットプレイ コスモフォーチュン
去年のスプリンターズSでサイレントウィットネスから僅か0.3秒差で、アドマイヤマックスらと互角の戦いをしたマルカキセキがここに来て調子が良い。明日は一応良馬場が期待できるし、メンバー唯一の1分6秒台の持ちタイムで、スピード勝負なら勝機は十分。前走から斤量+1.5キロは正直きついが、この斤量なら去年のアンドロメダSでタマモホットプレイやホーマンテキーラ、リミットレスビッドらに勝利しており、こなせる。一叩きした効果も大きい。
○以下はあまり自信ないです。1200メートルで良い時計はないものの、アイビスSDで重賞初制覇をして絶好調なサチノスイーティーが対抗。基本的には格下であり、苦戦必至だろうが、52キロというハンデなら恵まれたと言えるのでは。こちらは逆に、にわか雨などに期待したいところ。
ゴールデンキャストは小倉が得意で、スプリントならまだまだ第一線で戦えることを前走で証明した。人気はないだろうけど、逆転のチャンスはある。58キロを背負ったこともあって、かなり割り引かなくてはいけないが・・・。
ホーマンテキーラも安定感があって、小倉適性が高い。前走、体重30キロ増で重賞に4着入線は実力の証で、体重がベストに戻れば優勝もあり得る。忘れた頃に突然やってくるタマモホットプレイもおさえておかなくては。展開任せというのが苦しいが、はまりさえすれば6ハロンでは勝ち負けまで行く。
真の意味で穴馬はコスモフォーチュン。タガノバスティーユも買いたいなぁ。