ラインクラフトまでもが・・・

 ベガ号急逝の知らせに打ちひしがれていたところに、またもや信じられないニュースが・・・(経由、テレ東「ウイニング競馬」)。ラインクラフト号が調教中に急性心不全でお亡くなりに。享年4歳。日本から現役スターホースの一頭が、忽然と消えてしまいました。
 言葉が見当たらない。
 万葉集巻5の冒頭、大伴旅人の書簡文の一節がもっとも適切でしょうか・・・。

禍故重畳、凶問累集。永懐崩心之悲、独流断腸之泣。

 (不幸が重なり、訃報が相次いでやってきました。心が崩れてしまうような悲しみをいだき、断腸の涙を流しています。)
 現役最後のレースがヴィクトリアマイルの9着。本人は捲土重来を期していたでしょうに、さぞ無念だったでしょう。体調が万全でなくても一生懸命に走るお馬さんで、見るものすべてに感動を与えていたというのに、こんな目に遭っていいのか。悲しみというより、このやり場のない怒りをどこにぶつければいいのか。