菅原道真生誕の地
京都市下京区の「菅大臣町(かんだいじんちょう)」は、古くからの町家が立ち並ぶ約40世帯の小さな街だ。その中心にある菅大臣神社には、菅直人新首相が参拝したことがある。(中略)
http://www.asahi.com/politics/update/0605/OSK201006040153.html
神社は平安時代の創建。菅原道真の「生誕の地」で、邸宅跡とされる。
普通、菅原道真の「生誕の地」といわれるのは、京都御苑すぐ近くの「菅原院天満宮」(http://www5e.biglobe.ne.jp/~hidesan/sugawarain-tenmangu-jinjya.htm)です。もちろん、結論からいえば、場所は不明とすべきなのでしょうけど。
邸宅の位置もいろいろ伝説がありますが、やはりよくわからない。
寛平五年七月一日作の「書斎記」(菅家文草巻七、本朝文粋巻十二)によると、「東京宣風坊有一家」で書斎の位置は宣風坊(五条北、西洞院東の辺り)。
式部大輔在良と云人、三条壬生になんすみける。これは、天神、むかしすみ給ける所也。
(続古事談巻四)
道真の子孫在良は自分が住んでいた三条壬生(三条北壬生西の辺り)の邸宅がかつての道真の邸宅だと信じていたようです。夢のお告げがあったりしてもっともらしい話になっていますが。
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