収穫

 なんじゃこりゃ・・・→ http://twitpic.com/2f8xqz
 こんな日は家から出ずに、古書市古書市リマインダー - Cask Strength)で購入した本を読んで過ごすに限りますね!
 以下が収穫品。和漢洋兼学を目指して。

美術の主題物語・神話と聖書 (1971年)

美術の主題物語・神話と聖書 (1971年)

 本当はジェイムズ・ホール『西洋美術解読事典』や諸川春樹監修『西洋絵画の主題物語』I・IIが欲しいのですが、本書も図版・索引が充実していて便利なように思えました。古代ヨーロッパ史の題材やギリシャローマ神話は今後徐々に勉強していきたい・・・
 併せて購入したのが、
ルネッサンスの光と闇―芸術と精神風土 (中公文庫)

ルネッサンスの光と闇―芸術と精神風土 (中公文庫)

 さて、以下は日本関連。連歌の寄合で重要なものとして『随葉集』(増補随葉集大全)があります。江戸時代を通じて何度も板行されており、大きな影響を与えたようです。古典文庫翻刻されたものを買いました。 昔、「花札」連載の「牡丹に蝶(4)」のところで「牡丹花下睡猫児」の句を『禅林集句』から引いたのですが、『随葉集』には、

ふかみ草には、 ねこ 蝶
牡丹花下睡猫 在心舞蝶とあり

(65頁)とあって、むしろこっちの方で人口に膾炙したかもしれません。
 古典文庫はほかにも、

源氏物語抜書抄 (1980年) (古典文庫〈第404冊〉)

源氏物語抜書抄 (1980年) (古典文庫〈第404冊〉)

為季集―松平文庫本 (1979年) (古典文庫〈第393冊〉)

為季集―松平文庫本 (1979年) (古典文庫〈第393冊〉)

 あと、安かったので、
後撰和歌集 (笠間叢書 12)

後撰和歌集 (笠間叢書 12)

 頭注に歌学書や『後撰集聞書』『後撰集聞書注』『後撰集正義』といった古注が多く引かれていて便利。