クラフト・エヴィング商會『おかしな本棚』――趣味は「読書」「古書蒐集」について

 「趣味は読書」とか「趣味は古書を買うこと」とか、私あまり人には言いません(「趣味はSFを読むことでした(過去形)」くらいですかね・・・)。現実には、人並みに物は読んでいるでしょうし、蔵書数は半端ではないのですけど。
 でも、違うのですよ。クラフト・エヴィング商會の新刊『おかしな本棚』(朝日新聞出版)に紹介されているような本を読み、集めるのが、「趣味は読書」「趣味は古書蒐集」ということだと思うのです。

 たとえば、↑私の「六朝〜唐」本棚のごく一部ですが、おかしくも何ともない。「趣味:読書」を宣言する資格は持っていません。
 本書35頁で紹介されている Graham Rawle の Woman's World は絶対に入手して読んでみたいですし、中身が具体的にわからなくてもステキな本だらけ。特に気になったのが、

絵草紙うろつき夜太 (1975年)

絵草紙うろつき夜太 (1975年)

時間のかかる読書―横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず

時間のかかる読書―横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず

本は読めないものだから心配するな

本は読めないものだから心配するな

気になる部分 (白水uブックス)

気になる部分 (白水uブックス)

ヴェネツィア暮し (平凡社ライブラリー)

ヴェネツィア暮し (平凡社ライブラリー)

古川ロッパ昭和日記 戦前篇?昭和9年‐昭和15年

古川ロッパ昭和日記 戦前篇?昭和9年‐昭和15年

古川ロッパ昭和日記 戦中篇?昭和16年‐昭和20年

古川ロッパ昭和日記 戦中篇?昭和16年‐昭和20年

古川ロッパ昭和日記 戦後篇?昭和20年‐昭和27年

古川ロッパ昭和日記 戦後篇?昭和20年‐昭和27年

古川ロッパ昭和日記 晩年篇?昭和28年‐昭和35年

古川ロッパ昭和日記 晩年篇?昭和28年‐昭和35年

ビートルズ海賊盤事典 (講談社文庫)

ビートルズ海賊盤事典 (講談社文庫)

エペペ

エペペ

 『小村雪岱画譜』(龍星閣、117頁)、ありさか小象『象のあくび』(実業之日本社)もね(149頁)。「日本の古本屋」では結構な値段になっていますけど。
 それから、土屋耕一氏の回文の本は人に勧めたことはありましたが、実は自分では一冊も持っていません。買おう買おうとは思いつつ。