「むかしは徳政といふ事、しばしばありし」

 米国の経済学者であるケネス・ロゴフ、カーメン・ラインハート両教授によると、ギリシャは独立を獲得して以来、大雑把に言って2年のうち1年はデフォルト(債務不履行)状態にあった。だが、ギリシャのデフォルトの歴史は、はるか昔にさかのぼる。デロスの神殿は紀元前4世紀に、ギリシャの13の都市国家に貸し付けた融資で80%の債務減免を余儀なくされている。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/28418

 「2年のうち1年」・・?記事を読むと、何やら国際政治に翻弄された結果という部分が多いようですが(近現代史に疎い私)、こういう国に金を貸そうと普通思うものでしょうか・・・

 「不良ギリシャ:ヨーロッパ文明を造り、ヨーロッパ経済を壊す」(image source:imgur.com)
 さきほど雨森芳洲『たはれぐさ』(巻之一)を読んでいたら、タイミング良く、含蓄のある言葉が書いてありましたよ。

むかしは徳政といふ事、しば/\ありしとかたれるを、世の中かくなりては、乱をさる事遠からずとしり給へと、ある道しれる人のいひしとぞ。