『ふみのやまくち』


(『朝日新聞』1895年9月7日〈東京・朝刊〉5面)

和漢朗詠集の四季の中より鶯、霞、橘、蓮、女郎花、萩、爐火、霜などの題を借来りて四季に分ち女学生のためにものせられし消息文なり編者は華族女学校東京女学館静修女学校等の和文習字教師たる阪正臣氏にして書も亦同氏の手に成る(日本橋区通一丁目大倉書店発行)

 ふみの山口. 第1巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション
 CiNii Books では検出されず(単に遡及入力が済んでいないだけかもしれませんが)大学図書館では見がたいもののようなので備忘的に。阪正臣については『国学者伝記集成 続篇』516〜520頁を参照。
 続編の詞いつくさ : ふみの山口. 2 - 国立国会図書館デジタルコレクションによると、第3巻まで構想されていて、「諸葛亮の伝 訳文 附 前後出師表」がその内容になるはずだったらしいのですが、国会図書館にも所蔵されていませんね。刊行されたのかどうか。