築地本願寺に行きました

 あのインド式伽藍の築地本願寺で法要をしました。

 普段はこういうところに行く前はちょこっと予習してから行くのですが、そんな時間もなく・・・。この建物は伊東忠太の設計だったんですね(参照:伊東忠太建築作品 - 国立国会図書館デジタルコレクション)。また、お参りする暇はありませんでしたが、酒井抱一の墓はまだ院内にあるらしい。(ちなみに、本堂の片隅にhideの祭壇があって花等が多く供えられていたのには驚いた)

 さて、『しりうごと』冒頭の話「聖徳太子平田篤胤を罵る」では、聖徳太子平田篤胤らの前に現われて「さんぬるころ、築地の太子堂類焼したるにより、分身の見舞に、忉利天より降る序ながら」云々と言います。この太子の「分身」とは、ここの本尊である阿弥陀如来像を指すわけですが、その後の度重なる寺の火災の被害を免れて目の前にあるものがそれであると考えていいのでしょうか。