スズメバチの巣を駆除しました
軒下にトックリ型のハチの巣ができていることに一昨日気づいてびっくり。
その形状からして、一昨年助けたトックリバチの巣だと早合点して大はしゃぎしましたw(トックリバチを助けた - Cask Strength)。でも、結果的には、スズメバチの巣だったのですよね・・・コガタスズメバチといって、危険性はそれほど高くないとのことですが、それでもやはりちょっとね。ハチ類はツバキの葉などにつく毛虫を食べるそうなので、人を刺さずにそれだけしてもらえれば嬉しいのですがw
業者さん「巣がまだこの状態でよかったです。この小さい白いものが卵です。働きバチがここから生まれるんですね」
業者さん「女王バチが巣のなかにいたので無事に駆除できました」
オレ「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・」
天井裏にできる巣の撤去が一番厄介で、これは一日がかり(費用もそれなりにする)だそうです。みなさまも夏にかけてお気をつけください。
2週間断酒しました
日付を見よ。今日は4月1日じゃないぜ。
肝機能を示す代表的な「γ―GTP」という数値は、禁酒して2週間もすればかなり改善するという。
https://www.nikkei.com/article/DGXDZO50689510X10C13A1EL1P02/
というわけで、さすがに2年連続でγ-GTPが3桁というのはマズい気がした*1ので、2週間の断酒という荒行をすることを決意し、そして、無事にその満行の日を迎えました!常に酒気帯びのオレですが、今のこの身体からは0.01mlのアルコールも検出されないはずです。
始める前は「絶対に途中で挫折するだろ・・・」と弱気だったのですが、自分でも信じられないことに、割と易々とハードルをクリアしてしまいました。これなら4週間も8週間も断酒できるだろう。やらないけどな。
というわけでこの貴重な体験にもとづく、断酒のメリットとデメリットをリストアップしてみます。
メリット:
- 依存症ではないことがわかった
- 酔って寝落ちをしない
- 寝覚めがいい
- 夜中の出来事を朝起きてからも覚えている
- 二日酔いしない
- 「昨日の酒が残っているかもしれないからブレスケアを飲んでおくか・・・」とか余計な心配をしなくて済む
- 漏脂性皮膚炎の症状の緩和
- 少し体が引き締まった(気がする)
- たんぽぽコーヒー(強肝作用)と出会った
- 懐にやさしい
- 木曜日の「カン・ビンの日」のゴミ出しが楽
とまあ、良いことづくめ、のように見えますが・・・
デメリット:
- 酒が飲めない
嗚呼、酒のありがたさよ。みなさまも2週間断酒をする際は、春休みや夏休みなどの期間内にやることを勧めます。授業でしゃべり倒して喉がからからになって帰宅してもビールが飲めないとか、非人道的な拷問ですね。
そして、やっぱり食事には酒ですよ。せっかくおいしい料理をいただいているのにお茶だの水だのを飲むのは、とても味気なく、虚しい気分になります。
長年酷使してきた肝臓への感謝とともに、もうこんな断酒生活を送らなくてもいいように、節度を保って酒を楽しんでいきたいと思います。←子供の感想文かよ
*1:まあ、盟友によればASTとALTの値が正常値に収まっていれば特に問題はないということですが、一応ね・・・
草薙剣
みなさまご存じのヤマトタケルによる東国征伐において、野火に囲まれて絶体絶命の危機に陥ったところを剣によって周囲の草を薙ぎ払って難を逃れるという有名な話があります。地名「焼津」の起源譚ともなっていますね。
この場面、多くの方はこういったイメージを抱いているはずです。
(「日本武尊草を薙ぎ火を免る図」『絵入日本歴史』 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1919307/9)
ところが、挿絵付きの童蒙書や年代記の類を読んでいると、たまーに、こんな挿絵を見かけることがあります。
(『倭年代記 上』http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/ri04/ri04_00923/ri04_00923_0001/ri04_00923_0001_p0024.jpg)
右に「やまとたける」、左に「えびすとも」がいて、真ん中に剣があってこれが「くさなきのけん」なのですが、空中に浮いているような・・・??そのような違和感をもったアナタはえらい。
一般的に思い描かれている「ヤマトタケルが草薙剣を使って草をなぎはらう」イメージは、実は『古事記』の物語に基づいたものです。
是に、先づ其の御刀を以て草を刈り撥ひ、其の火打を以て火を打ちだして(以下略)
(景行記)「其の御刀を以て草を刈り撥ひ」の主語はいうまでもなくヤマトタケルです。ところが『日本書紀』はちょっとおもしろい話になっています。
王、欺かれぬと知しめして、則ち燧を以て火を出して、向焼けて免るることを得たまふ。一に云はく、王の所佩せる剣、藂雲(むらくも)、自ら抽けて、王の傍の草を薙ぎ撥ふ。是に因りて免るること得たまふ。故、其の剣を号けて草薙と曰ふといふ。
(景行紀四十年是歳)
ヤマトタケルの「藂雲」という名の剣が、自然に抜けて(自ら抽けて)、周囲の草を薙ぎ払ったというのです。上の『倭年代記』のような挿絵は、この『日本書紀』の記述に基づいているわけです(本文にも「宝剣みづから抜て」とあります)。まさに霊剣!
後世、このように描かれることは極めて稀になったと思います。まあ、ヤマトタケル自身が活躍したほうがサマになりますからねw 些細な小ネタですが、みなさまも少し注意して探してみてはいかがでしょうか。
春の息吹
庭の草木が芽吹いてきたよ!
あの日から7年。自然界は時に予想外の災難をもたらすけれども、しかし、季節はいつも正しく循環している。自然界は二つの別の顔を持っている。
シモツケが無事に根付いたようでとても嬉しい!楽しみ!(しもつけの花にまつわる説話の謎 - Cask Strength)
レンギョウ。黄色い花のつぼみがあるのもわかりますか?
ピンボケ・・・(T_T) 庭の一員としてすっかり定着したシロヤマブキです(シロヤマブキ満開 - Cask Strength)。
ブルーベリー。
昨年地植えにしたナデシコ。キレイに花を咲かせてくれるかな?
すでに咲き始めた春花も。オオイヌフグリ。
ハナニラ。
今年植えたヒヤシンス。とても元気だ!
おまけ。散歩コースの河津桜はもう散り始めていた。我ながらとてもキレイに撮れたなー
ハナモモもキレイだったのですが、これもピンボケのため掲載を断念。
「昔質問したことですが」
とある文章を読んでいて気になったので。
古典を読んでいて「昔」と出てきたときに常に「むかーしむかし、あるところに・・・」のような語感で捉えているととんでもない誤解をすることがあるので注意が必要です。遠近にかかわらず過去のことであれば「昔」といいます。ついこの間、であっても「昔」です。わかりやすい例を挙げましょう。
冉求問於仲尼曰「未有天地可知邪」
仲尼曰「可。古猶今也」
冉求失問而退。
明日復見曰「昔者吾問『未有天地可知乎』夫子曰『可。古猶今也』昔日吾昭然、今日吾昧然。敢問何謂也」
(『荘子』知北遊)
孔子の弟子である冉求が「天地が存在しなかったときのことはわかるでしょうか」と質問したところ、孔子は「わかる。古(いにしえ)は今と同じようなものだ」と答えます。
冉求はそれで一旦引き下がるのですが、翌日になって「昔、私が『天地が存在しなかったときのことはわかるでしょうか』と質問したところ、先生は『わかる。古は今と同じようなものだ』とお答えになりました。昔はその意味がよくわかったのですが、今日は曖昧になってしまいました。どういうことなのか教えてください」と再度質問します。
文脈によって明らかなように、この「昔」は昨日のことを指していっているわけですね。
それに対して、この会話に出てくる「古」は遠い過去です。昨日とか一昨日の話ではありません。比較的近い過去を指す場合でも「今」とは断絶のある過去といったニュアンスになります。
過目抄ブックマーク数11000突破記念(3)
過目抄ブックマーク数11000突破記念(1) - Cask Strength
過目抄ブックマーク数11000突破記念(2) - Cask Strength
最後は「これはもっと世間に知られていい」ネタ。まだ1〜3users程度しかブクマされていないものから厳選してお届けします。
I’ve Been Drawing On Beaches Since Childhood, And I Still Do | Bored Panda
今後とも過目抄をよろしくお願いいたします!次回は12000超えの時に!