the Macallan 13years (SMWS) 60.2%


さて、今回はSMWSのボトルの紹介です。今年の初めあたりに某バーで賞味いたしました。コード番号は「24.68」。短評については、SMWS日本支部 2003スプリングボトルズを御覧ください。
「甘く胡椒のようにスパイシーで、余韻が長く続く。」たしかにスパイシーでしたが、胡椒というよりジンジャーかな。フィニッシュの長さについては同意できません。すーっと消えていってしまいます。ボディもライトで、喉越しは滑らかです。
「樽はシェリーのファースト・フィル。」シェリーなんてほとんど感じませんが・・・実はコレがこのボトルのツボでして、マッカランといえば当然シェリー香なんですが、これはシェリー樽熟成を微塵も感じさせない、「すっぴん」のマッカランです。ですから逆にSMWSの説明は意外ですね。ほんの短い期間だけ使用した、というなら理解できますけどね。何の予備知識も与えずにこれを飲ませたら、絶対にマッカランだとはわかりません。そういう意味では、非常に貴重な体験でした!
ですが、もう一回金を出して飲むか、ときかれると、まあそれは別にいいかな、という気もしますw


「コード番号」の秘密の全貌については、やはりここに書くのはまずい気がするので、今度の会合のときにでも話のタネとしてご紹介できれば、と。
まあ、要するに、小数点みたいな点で区切られている数字のうち、前にある数字(今回のケースでいえば「24」)が蒸留所を表わすわけです。ですから、SMWSのボトルで、「24.●●●」というボトルを見かけたら、その正体はマッカランということになります。