古代の金属探知機

ちょっとした調べ物をしていたら、たまたまこんな記事にぶつかりまして。
http://en.wikipedia.org/wiki/Metal_detector

Metal detectors use electromagnetic induction to detect metal.
In 1881, Alexander Graham Bell constructed a crude metal detector in an attempt to find an assassin's bullet in President James Garfield. Gerhard Fischar patented a portable version in 1931.

電磁石を使う金属探知機は１９〜２０世紀の産物かもしれませんが、普通の磁石を利用する金属探知機なら、我が東洋は２０００年ほど前から持っていました。もちろん、警備用。秦漢時代の阿房宮にあったものです。

阿房宮、亦曰阿城。……以木蘭為梁、以磁石為門。

『三輔黄図』より。
阿房宮に通じる北門は磁石でできており、懐に刀剣を入れたまま通り抜けようとする者を止めてしまうという。真偽のほどはさておき、空港にあるような金属探知ゲートとはスケールが違います。