クイーンC 京都記念・予想
まずは東で、実績がアテにならないので難解な3歳牝馬戦。
◎ ローズオットー(6枠12番)
○ カタマチボタン(7枠13番)
▲ ハロースピード(3枠5番)
△ イクスキューズ シュガーヴァイン クラウンプリンセス
ひいらぎ賞で強い競馬を見せた○カタマチボタン。現段階での力関係ではこの娘が頭一個ぐらい抜けているような気もしますが、心配なのはそのひいらぎ賞が「強過ぎた」点ですね。この時期の乙女は気難しくて、激走の後にその「反動」がしばしば来るのはみなさまもご承知の通り・・・。長年の直感で、○どまり。
本命は悩みどころ。当レースは伝統的に菜の花S組が強いので、ローズオットーで行こうかな。たしかに、ローズオットー(4着)よりも△イクスキューズ(3着)のほうが先着しています。ただ、絶好のレース運びをしたのに最後で伸びが足りなかったイクスキューズではなく、ここ2走は出遅れながらも最後はしっかり追い込んでいるローズオットーのほうに魅力を感じました。発馬さえうまく行けば・・・
出遅れているのに頑張っているという点では、▲ハロースピードも負けていない。2歳時のマリーゴールド賞で勝ったのは、ピンクカメオ・マルカハンニバル・クーヴェルチュールといった錚々たるメンバー。重賞では2戦連続不運が続いていて、まだ底を見せているとは思えない。切れる脚を持っているというタイプではなく、どうもスピードに乗ってからそれが持続するというタイプのようなので、もう少しだけ前で競馬できれば、もっともっとできる娘だと思う。
△シュガーヴァインはビハインドザマスク号の愛娘で、お母さん譲りの鋭い末脚の持ち主です。期待は大きいですが、ここはまだデビュー3戦目。東京適性も未知数。△クラウンプリンセスは、やや勝ち味に遅い面があるものの、デイリー杯2歳Sではオースミダイドウやローレルゲレイロと互角の勝負を演じた。
◎ トウショウナイト(5枠7番)
○ トウカイワイルド(2枠2番)
▲ ポップロック(3枠3番)
△ アドマイヤムーン スウィフトカレント シルクネクサス
△アドマイヤムーンが人気になりそうですが、しかし、正直どうでしょうか?明日雨が降らなければ善戦も可能でしょうけど(道悪になればアウトです)、斤量59キロは道悪と同じような悪影響をもたらすでしょう。あと、2000メートル超の「長距離」戦はダービー惨敗以来です。もともとスタミナに不安がある。3着かな・・・。
逆に、2000メートル台の中〜長距離が得意で、パワー勝負大歓迎となると浮上するのは◎トウショウナイトではないでしょうか。去年の後半でようやくスランプを脱出した感じですね。有馬記念(7着)は2着のポップロックから0.4秒差でして、着差ほどの負けではありません。ディープがいなくなった今ではGⅠタイトルを十分狙える位置にまで来た▲ポップロックのほうが実力的には断然上ですが、では、なぜこういう予想になるかと言うと、目標がもう少し先の馬(ポップロック)と、GⅠでは分が悪くて一戦一戦が真剣勝負の馬(トウショウナイト)との違いです。
対抗はトウカイワイルド。その真の実力を見抜いて惚れこんでいたアンカツが東京出張になり、乗替になってしまったのが痛いですね・・・岩田Jなら大丈夫でしょうけど。前走の日経新春杯がピークでなかったことを祈る。
△スウィフトカレントは、人気薄で妙味。GⅡ・Ⅲレベルなら威張れます。スピードがあるので、どちらかというと短めの距離のほうが合っているような気もしますが、さてどうなるか。△シルクネクサスも地味だけど、決して侮れない良いお馬さんです。