島根県立古代出雲歴史博物館開館

 島根県内で出土した銅剣や銅鐸などを展示する県立古代出雲歴史博物館が10日、出雲市大社町出雲大社東隣に開館した。館内は多くの来館者でにぎわい、出雲国の歴史に思いをはせていた。
 同館は総事業費約120億円で整備され、原始から近現代までの島根の歴史を紹介する総合展示コーナーをはじめ、平安時代の高さ48メートルと推定される古代出雲大社の10分の1復元模型、映像や音響で出雲神話を体感できるシアターなどがある。
 中央ロビーでは出雲大社境内遺跡から出土した鎌倉時代(13世紀)の本殿を支えた巨大な『宇豆柱(うづばしら)』が出迎え、テーマ別展示コーナー「青銅器と金色の大刀」では荒神谷(斐川町)や加茂岩倉(雲南市)の両遺跡で出土した銅剣、銅矛、銅鐸(どうたく)が並ぶ。
 館内では開館記念特別展として日本各地の神社に伝わる国宝や重要文化財などを集めた「神々の至宝」も5月20日まで開かれている。

http://www.nnn.co.jp/news/070311/20070311004.html

 古代出雲歴史博物館のHPはコチラ→ http://www.izm.ed.jp/ 出雲大社への参拝客をどれくらい博物館に引き寄せることができるかが勝負ではないかと。しかし、今の本殿(高さ24メートル)でもかなりの威容を誇ると思うのですが、それを見た後で、当博物館で古代の社殿(高さ48メートル)の1/10スケールの模型を見ても、そんなにありがたくは思わないのでは・・・
 あと、「出雲神話を体感できるシアター」。見てはいけなかったものを見てしまうかもw
 実は出雲にはまだ行ったことがありません。写真・図版が豊富で、旅のガイドブックとしても使えてしまいそうな関和彦氏の大著*1がありますが、やはり自分でも実地踏査してみたいです。

『出雲国風土記』註論

『出雲国風土記』註論

*1:総頁数は1200頁を超えます!高額図書なのでまだ購入していませんが・・・。