我に於いては浮雲の如し 

 子曰く、富と貴きとは、これ人の欲する所なり。その道を以てこれを得ざれば、処らざるなり。――『論語』里仁篇。
 桓公が『論語』を読んでいてこの箇所に来ると甚だ不機嫌な顔になったようです(『世説新語』尤悔篇)。前防衛事務次官もきっとそうなるでしょう。